
フォークOHが出来るパーツ洗浄台
皆さんは、フロントフォークのオーバーホールやパーツの洗浄は、どの様にしてやっていますか?
私の場合、パーツの洗浄等は、深めのトレイに洗浄液(主に灯油)を入れて、ブラシでゴシゴシやったり、パーツクリーナー等で行います。
フロントフォークの場合も、バラしながら、適当な所に置いて、傷やホコリに気を使いながら洗浄しますが、結構、床などがオイルで汚れたりします。
また組上げた後、フォークオイルの油面出しをする時等の固定に毎回苦労しています。
まっすぐ立てた状態での固定が困難。。。
そこで1年以上前から、ある物を作ろうと思っていました。
上の写真は、ゴールドバルブ等で有名な、レーステックのフロントフォーク・オーバーホール術解説ビデオですが、この中に出てくる作業テーブルと言うか、部品洗浄台は、まさにフロントフォークのオーバーホールをする為の理想の設備です。
ずっと、それを作る為のベースとなるシンク(流し台とも言う)を探していました。
この度やっと手に入り、早速作る事にします。
中古シンク入手
別の目的で行った友人宅の庭に捨ててあったステンレス製のシンクです。
雨ざらしの状態でしたが、綺麗に洗ったらピカピカになりました。
幅1200mm×奥行750mmです。
近所のホームセンターと100円ショップで、必要な物を買い揃えてきました。
小型の万力とバイス
大きなトレー2ヶ
550×400×200のプラスチック工具箱
お風呂用の電動ポンプ
透明ホース
100円ショップの各種ブラシ等
約6000円位です。
製作開始
工具箱の蓋にホールソーや、ジグソーを使って穴を開け、アルミのジャバラホースとお風呂の水汲み上げ用電動ポンプに付けたホースと、その電線を通して固定します。
これで、循環タンクの完成。(笑)
これを排水口に繋げてセット完了です。
ポンプに繋いだホースをシンク側に引き出して、吸盤で適当に固定。
後は洗浄液をタンクに入れて、ポンプを動かせば、洗浄液がドンドン出てくる仕掛けです。
これで両手が自由に使えますし、排水口に蓋をして洗浄液を貯める事も出来るようになりました。
万力&バイス設置
テーブル部に小型万力とバイスを固定。
万力は、テーブルにM8タップを施してボルト固定、バイスは元々テーブルに固定出来る作りになっているので、そのまま固定します。
このバイスが中々便利な作りで使わない時はテーブル取付部を残して外せます。
所要時間1時間で完成しました、製作というほど大げさな物では有りません。(笑)
簡単な照明を付け、オイル関係の棚を置いて準備完了・・・さて使い方ですが・・・。
使い方
フロントフォークを分解する際には、万力を使います。
この万力は方向を自由に変えられるので、シンクの中に廃油受けを置いて、廃油が外に飛び散らない向きで固定出来ます。
あとはインパクトレンチでオルフィス部を緩めたりして分解に専念出来ます。
バイスはフロントフォークを真っすぐ固定するのに使います。
クランプ部はゴムで出来ているので、アウターチューブを傷付ける事もありません。
オレンジのボタンを押すとワンタッチで固定したり固定を解除したりも出来ます。
チャチな作りですが機能満載。
フォークチューブスタンド製作
もう1つ、フォークのインナーチューブとアウターチューブのスタンドを作りました。
洗ったチューブをこいつに刺して、洗浄液をきります。
洗浄液がテーブルに広がらないように、スタンドベースに溝を作っていますが、上手くいくかは謎。。。
材質はアルミです。
フォークチューブ内を傷付けないように、ゴムキャップを付け、ビスで固定しました。
特に計ったわけではなかったのですが、シンクにトレーが丁度収まる事が分かりました。
スッキリしていいです。
洗浄液は色々考えましたが、一番手軽な灯油を使います。
部品洗浄台が有ると便利です。
特にエンジン関係の部品を洗浄するのに重宝します。
灯油を使うので、お風呂ポンプの耐久性が心配でしたが、結構大丈夫ですよ(^^;
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