
フロントフォークの移植からスタート
右がGSX750Sのフロントフォーク、左が用意したGSF1200のフロントフォークです。
結構長さに差が有りますが、ホイールサイズも違うので仕方が無いですね。
一応、カタナ系のHP等を色々見てみると、フロントフォークは800mm位が丁度いいらしいので、丁度800mmのGSFフォークを選んでみました。
ある程度進んでから、必要なら対策を講じるつもりです。
ステムシャフト短縮
カタナに付けるにはGSFのステムシャフトだと17mm長いので、カットして詰めます。
普通はシャフト打ち替えですよね(笑)
ベアリングもそのまま使えるのでせこい手段で加工します。
切断後にハンドルロック用の溝加工を施しておきます。
ちゃんとロック出来ないと車検って通らないらしい。
溝の角度を合わせて溶接しました。
引っ張り方向にしか力はかからないし、しっかり開先をとっているのでこれで大丈夫でしょう。
曲がり等が出ない様に工夫して溶接しているので、溶接による歪も無く上手く出来ました。
仮組みして、問題がない事を確認、ベアリングも共通なのでステムシャフトの長ささえ合わせれば使えます。
トップブリッジのバーハンドルポストは後程撤去予定ですが、セパハンのポジションに身体が悲鳴を上げるようなら、バーハンドル仕様にしてしまうかも(^^;
一応ツーリング用なので。。。
ハンドルストッパーを新設します。
丁度いい材料が有ったので、二枚重ねにして厚みを稼いでいます。
タンクを載せてハンドル切れ角を確認、ちょっと切れ過ぎてるかな?
後程要修正になるかもしれません。
きっちり面で当たるようにしてあります。
この辺ちゃんと作っておかないと、後で泣きを見そう。
GSFのトップブリッジは結構薄いですね、これでも25mm厚なのですが、華奢にみえます。
フォーク長の不足が有る場合には、フォークを下げて固定出来るようなオリジナルのトップブリッジを作って補うのも検討中。
見た感じは良さげですが、車高が70mm程下がりますね(^^;
スイングアーム移植
フロントはサクッと終わったので、次はリヤをバラしていきます。
なんかあちこちのボルトがちゃんと締まってなくてバラすのは楽でした。
固着してるよりはマシですが、こんな状態で街中走ってたのか?
フロントカウルなんか4本中2本のボルトが付いてすらいませんでした(><)
GSFのスイングアーム入れる為に、ステップ用のフレームをカットします。
ステップは後からベース作ってGSF用のを使う予定です。
ピボット部の幅が十分広いので、GSFのスイングアームは問題なく入りました。
カタナのスイングアームより70mm程長いのですが、このまま使ってみるつもりです。
2本サスはスズキ純正ではありますが、何用だか分からない怪しいショックなので、別で用意したサスを使います。
リヤサス位はブランド品を使おうと思い、ヨシムラとオーリンズで悩みましたが、オーリンズのオーバーホール済を入手。
値段はそれなりにしましたが、これはいい品だ(笑)
ただしスイングアームが長くなるので、バネレートの変更が必要になるかもしれません。
スプリングも高そうだな~(^^;
リアホイールは幅180サイズの17インチ・・・
マンガに出てくるバイクのような異様な太さ、迫力ありますね~(^^;
チェーンラインの事しか考えてませんでしたが、ここで予期せぬ問題発生!
ホイールセンターが右へ17mm程ズレています。
この手のカスタムは、元のより太いホイール入れる傾向ですが、このホイールセンターが出ていない車両は珍しくないとか。
何cmズレていても、真っ直ぐ走る分には問題ないのだそうです。
1cmズレていても一般人には分からないとか(^^;;
フレーム加工
1ミリ2ミリ程度なら、見なかった事にしてもいいのですが(笑)
流石に17mmも違っていては、曲がる際に変な挙動になりそうなので、きっちりセンターを出す事にします。
熟考の末、フレームの内側を削って、スイングアームごと左へ寄せる事にしました。
カタナのフレームを測って、どの程度まで追い込めるか検討します。
エンジンを下ろし、どこをどうカットするか考えながら、マジックで切断する部分にマーキングしていきます。
ステップ用フレームの残りやセンタースタンドベース、リアブレーキマスター用のステー等、もう使わないであろう部分を切り取って簡単に仕上げました。
元のフレーム重量は約19kg、色々カットして-4kgの軽量化です。
この後、各部を補強していくので、最終的には16kg前後になるかな?
フラットバーをステムからフレームのセンター通して、リアのセンターを確認しています。
測り方が雑なので数ミリの誤差は有ると思いますが±5mm以内ならOKって事で(苦笑)
シートレールも結構ギリギリ、、、ここまでホイールがボトムする事はないとは思いますが。
3.2mmのSPCC材を切り出し、ピボット部の穴を開けて、削り取った部分の補強にします。
裏表から全周溶接してやります。
溶接したら冷えるの待ってから歪取り
これだけ溶接の熱が加わると、結構歪んでしまいます。
油圧ジャッキを使って歪の修正。
ただ広げようとしても、反対側のフレームも曲がってしまうので、シャコ万を両脇にかませ、溶接部分の歪だけを修正する様にしていきます。
内側の溶接と歪修正が終わったら、外側にも補強を追加します。
これだけ補強すれば、元の状態より強度は増しているでしょう。
左側ピボット部のの追い込み&フレーム補強完了、完全に冷えてからもう一度歪の有無を確認してやります。
他の部分の補強のほうは、ヨシムラ1135R(ヨシムラが5台限定で製作したGSX1100Sスペシャル)を参考に、各部を補強してやろうと思ってますが、1135Rの半分もないパワーで果して必要なのかな?(^^;;
ロードバイクのフレーム補強って、どこまでやったらいいのか正直分かりません。
あまりガチガチに固めてもダメなんだろうけど、1100に乗っていた時に、箱根ターンパイクでフレームよれよれだったからな~
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