
1年10ヶ月ぶりにGSX750S KATANAの続きを再開しました。
前回、スイングアームの加工まで終わった所で、邪魔なエンジンを簡単に動かせるように、エンジンハンガーまで作って中断。
一度は完全に諦めてしまって、丸ごと手放したのですが、今回再び縁があって、そのままそっくり戻ってまいりました。
コロナの影響も有り、少し暇を持て余しているので、折角戻ってきたやりかけのバイクを最後まで仕上げてみたいと思います。
前に入手したオーリンズのリヤサスペンションは処分してしまったので、新たに物色していたところ、KATANAでは珍しいWP(ホワイトパワー)のサスペンションをゲット。
オフロードではずっと使っていて馴染みのあるサスペンションなので、一目見て気に入ったのですが、ロードの世界ではWPって人気ないのか、そんなに競争にはなりませんでした。
再びガレージに戻ってきたKATANA、、、この手のカスタムってビルダーの考え方が色濃く反映されているので、他人が続きをやるのに手を出しにくいというものが有るのかもしれません。
実際、手掛けた私でさえ何処がどうなっているのか、記憶を辿りながら確認して進める始末。
ざ~っと部品の確認をやりながら、必要な物をリストアップ。
フレーム加工はほぼ終わっているので、次は塗装関係からですね。
まずはエンジンから手を付けていきます。
降ろすまで調子は良かったエンジンなので、特にOH等はやりません。
360度グルグル回せるハンガーのお陰で、このまま丸洗いから始めていきます。
水は入っては困るところをしっかりマスキングしてから、アルカリ系の洗剤とブラシを使って丸洗い。
仕上げは高圧洗浄機使って、出来るだけ汚れを洗い流していきます。
裏側も同様に丸洗い。
腐食も殆どなく、フィン等に欠損も見られません。
ブラシでは手の届かない細部や、ボルトの錆などは落とす事が出来ないので、サンドブラストで下地処理を行っていきます。
2年前に購入しておいたブラストガンが残っていたのが幸い、、、日の目を見てよかった。
エンジン右側のカバーを外したところ、ボルト穴が2か所欠損・・・幸い奥の部分は生きているのでこのまま修復します。
修復完了、、、擦ったり転んだりしなければ多分これで持ってくれるでしょう(^^;
クラッチ側のカバーはバフ掛けするので、こちらも外していきます。
なんか拍子抜けするほどシンプルな作りですね。。。
脱脂して丁寧にマスキング。
メッキ部分や、カバーを外した部分を全部マスキングしていきます。
左側も同様にマスキング、小一時間くらいで終わりました。
さ~、いよいよサンドブラストやるわけですが・・・
部品程度なら段ボールでブラストBOXの代用も出来ますが、4気筒エンジン丸ごとブラストするにはどうしたものかと考えました。
目についたのが、野外で着替えやポータブルトイレなどに使えるワンタッチテント。
広げてみるとハンガーごとエンジンがすっぽり収まります(^^)/
下にブルーシートを敷いて、砂が飛び散らない様にしてみました。
サンド供給量及びエア圧は全開で、狭いところからブラスト掛けていきます。
ブラシでは届かなかった狭い隙間も、奥のボルトの錆も綺麗に研磨されていきます。
ブラスト用サンドは#100を使いました。
4kg有るサンドも、あっという間に使い切ってしまいました。
サンドが無くなったら、ダイソンの掃除機で回収。
回収したサンドを使って、全体をブラスト処理していきます。
プロの様にはいきませんが、耐熱塗装の下地には十分かな。
脱脂と足付けかねて、ホイール塗装でも使ったクイックベースで洗ったら、そのまま塗装やっていく予定です。
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