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空冷4気筒のエンジンは、フィンのの造形も含めてGS系が一番好きです。
でも塗装が劣化し、アルミが腐食したエンジンは非常に残念・・・
どんなに改造されててもエンジンが汚いのは我慢できません。
エンジンお色直し
という事で、エンジンのお色直しを進めているわけですが、注文していた耐熱塗料が届きました。
Top Heatというバイクのエンジン用に開発された特殊塗料になります。
色・質感・耐熱性・耐久性・耐油性と、過酷なバイクのエンジン用として優れた耐熱塗料だそうです。
塗装前の研磨・足付け・脱脂処理
塗装の下地作りに、クイックベースを使って研磨・足付け・脱脂をやっていきます。
ゴム手袋付けないと手がヌルヌルになるので、素手ではやらないようにしましょう。
1時間放置後、水でよ~く洗い流して、しっかり乾燥させます。
ガラス瓶にスプレーを噴射させ、塗料を溜めました。
凹凸の多い空冷エンジンなので、スプレー缶では届かない奥の部分を刷毛塗りする為です。
スプレーでは届きにくい奥の筆入れ
長い細筆を使って、奥の方から筆入れしていきます。
ボルト周りの隙間にも筆入れし、フィンの奥も全部塗り込んでいきます。
全体の筆入れ完了です。
捨て吹き1回目
一回目の捨て塗り、、、丸ごとブラスト処理やったおかげで、綺麗になったこと。
ただ、ガレージ内暑すぎて、扉全開で塗装したので、結構埃が付いてしまいました。
ヘッドの奥も綺麗に塗れました。
プラグは交換するのでそのまま塗っちゃってます。
全体をスプレー缶2本使って塗装完了です。
このまま1日放置して乾燥させます。
脱脂が不十分だったかな・・・ところどころ粒々が出ていました。
水研ぎによる修正と脱脂処理
塗装が乾いた所で、付着した埃や粒々を水研ぎして修正します。
硬化剤を入れたウレタン塗料のように、完全硬化はしていない感じ。
熱処理やって焼入れしないと本来の強度にはならない塗料だというのは、水研ぎしていて分かります。
サンドペーパーの研ぐ感覚が全然違うのですよね、なんか柔らかいというか、ちょっと気持ち悪い感じ。
水研ぎ後に再びクイックベースで脱脂してから、2回目の塗装へ。
この重たいエンジンを、手軽にクルクル回せるってこんなに楽なことは有りません。
特に塗装する際、いろんな角度からしっかり確認しながら塗れるので、塗り漏れする事なく本塗り完了。
塗装後の焼入れ試行錯誤
塗装が終わったら、今度は加熱処理をやって、焼入れしなければなりません。
塗料の発売元に問い合わせて、どの程度やればいいのか質問してみました。
150℃の温度で15分~30分、煙が出るまで焼入れして欲しいとの事。
まず考えたのが、500℃の熱風を出す事の出来るヒートガンです。
しかし、ピンポイントで加熱する事が出来ても、全体をムラなくやるには不向き。
そこで電気ストーブを出来るだけ寄せて、面で加熱できないかとやってみました。
1時間ほどやってみましたが、どうにも温度が足らない感じ・・・
実際何度まで上がっているのか見当がつかないので、温度計を用意してから再挑戦となりました。
カバー類のバフ掛け
塗装後、乾燥させている間に、カバー類のリビルドもやります。
メッキとは違う、クリア塗装されたっぽい感じのポイントカバーですが、すっかり劣化しアルミの腐食も見られます。
とりあえずキズを消しながらバフ掛けしてみようと、ディスクグラインダーにバフ掛け用のディスクを装着。
中仕上げ用の白棒しかないので、求める光沢がなかなか得られません。
そこで用意したのがアルミ用のポリッシャーです。
更に手磨きだと大変なので、エアツールも用意。
エンジン以外にも、フレームや外装の塗装も控えているので、ツール関係は重要です。
流石、アルミ専用のポリッシャーとエアツールの威力。
曇りも取れて求める輝きを得る事が出来ました。
まだ磨かなきゃならないカバーが3枚も残っているけど(^^;
全部磨いたらホイール塗装でも使った、H2硬度の出るウレタンクリアを塗って仕上げます。
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