
ウレタン塗装と焼付塗装、どちらがいいのか迷います。
お手軽なのは缶スプレーで出来る焼付塗装ですが、150°C以上で30分以上は加熱処理しなければなりません。
焼付塗装用の簡易加熱炉を製作
スイングアームの時は、板を適当に使って170°Cをマーク出来たので、ベニヤ板を使って簡易加熱炉を作ってみました。
ベニヤ板でも170°C程度では燃えることがないのは前回確認済み。
ヒートガン・バーナー・温度計用の穴を開けて、パーツを吊せる様に針金をクロスで渡してみます。
ヒートガンだけでは頑張っても80°Cが限界ですが、そこにバーナーを加える事で、170°Cまで上がり安定した高温で加熱処理できます。
ホームセンターでベニヤ板を購入し、5等分したのち、一枚を真ん中から切ってもらいました。
後はホールソーでそれぞれの穴を開けて、木ネジで組み上げただけです。
ブラスト処理して綺麗になったGSF用のステップを、半艶ブラックで塗装後に加熱処理。
取り付けボルトとステップゴムは新品に換え、足首が当たる部分はマスキングしてアルミ地のままです。
シフトロッドはカタナ用では短く、GSF用では長過ぎるので、GSF用を加工して丁度いい長さにしました。
ステップはもう少し前傾させた方がいいかも。
リアブレーキ側もフットペダルの角度を調整して取り付け。
ブレーキフルードのリザーバータンクは、ホースが短過ぎて宙ぶらりんのまま。
もう少し長いホースを用意してフレームに取り付けます。
いっそオフ車用のタンク一体型マスターに交換しようかな(^^;
キャブレターのリビルド
さっさとフロント周りを組み上げたいのですが、ベアリングの入荷待ちで手を出せないので、先にキャブのオーバーホールをやっていきます。
バラす前までは普通に調子良かったのですが、外して放置していた期間が長く、なんだか異臭もします。
とりあえずこのままブラスト処理してみようと思い、サンドが入らない様にマスキング。
初期型750だから1982年製になりますね。
もう38年も前のキャブレターですが、汚いけど腐食とかはしておらず割としっかりしてる感じ。
ざっと全体をブラストしました。
見える部分は新品の様になってます。
ステー類を外して、更に奥まで磨いた後、バラしてみると劣化したガソリンがヘドロ状になっていてひどい状態。
灯油で洗浄後に、ブラストして綺麗になりました。
ジェット類やバラせるものは全てバラして、キャブクリーナーに2日間ほど浸けておきます。
リペア用のパーツを注文している間に、キャブ内部を徹底的に清掃しました。
半分ほどの穴が詰まってましたね( ̄◇ ̄;)
ダイヤフラムカバーは半艶ブラックで塗り、ステーやブラケット関係も同様に塗装してみました。
ボルト類は全てSUSのキャップボルトに交換してます。
これで錆びる所はほとんどなくなるはず。
新品の様に蘇った4連キャブは美しい(笑)
ホイールのお色直し
ベアリングが入荷したので、フロント周りを組める様になりました。
その前にリム全体に擦り傷が目立つので、簡単にお色直しをやっておきます。
マスキングしてホイール用のブラックでそのまま上塗り。
ちょっと手を加えるだけでかなり綺麗になります。
乾燥が終わったら、ブレーキディスクを取り付けます。
ボルトは新品を用意しました。
フロント周りの組み上げ
ディスクローターがデカい(^^;
ブレーキキャリパーはまだオーバーホールしていないので後回し。
このタイプのフォークには、メーターギヤの取り出しがないのですよね。
部品揃える時に気がつかなかったのが誤算・・・スピードメーターをどうしたものか悩んでいます。
電気式に交換して、フロントからパルスを拾うのが一番手っ取り早いかな。
カタナ独特のメーターを交換するのはちょっと抵抗がありますけど、メーターもかなりくたびれていて、リビルドしなければならないのですが。
リア周り完成
チェーンスライダーの幅を1.5倍にしました。
チェーンラインが変わっているため、標準のままではチェーンが半分しかかからずずれる危険性があります。
元から付いていたチェーンを使って、リンク数のチェック。
スイングアームが伸びた分、10リンク程不足してます。
120リンクのチェーンを注文してます。
リアブレーキも付いて、リア周りは完成ですね。
後はチェーンを取り付ければOKです。
専用スタンド導入
スイングアームにスタンドフックを取り付けました。
やっぱりロードバイクには専用のスタンドがあった方がいいと思い、安物ですがバイクスタンドを購入。
中々レーシーな雰囲気になってきました(笑)
フロントを浮かせる為に、三角ジャッキを使ってますが、安定感は結構あります。
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