
ハイエース・トランポ
オフロードライフを楽しむ為に欠かせないバイク運搬車です。
以前は、アコードエアロデッキでトレーラーを引いて運んでいましたが、レース参戦を始めるといろいろ不便で平成7年の夏にハイエースDXスーパーロングハイルーフを購入、将来88ナンバーを取得する事を見越して前3人登録で納車してもらいました。
最初から3人登録だと後部座席が必要なくなるので、その分、安くなります(^^)
88ナンバーを取るには色々と法律で決められた条件を満たさなければ成りません。
私の場合は、車検場に行って取得に必要な条件や改造を職員に聞きました。
車検場によっては取得条件がまちまちらしいので、雑誌などの88化改造記事は参考程度に考えた方がいいかもしれませんね。
翌年の車検時に基本的に写真の形で88ナンバーを取得。
88にも色々な形があり私の場合はキャンピング車で登録しました。
他にも宣伝車等で取得できるらしい。
キャンピング車の条件
88ナンバー取得の各条件 | 88ナンバー申請時の内容 | |
就寝設備 | 乗車定員の2/3が寝れる事
1人分のスペースは横500ミリ以上、縦1800ミリ以上、上500ミリ以上の空スペースが必要 |
前3人登録なので就寝人数は2人で済みます。
タイヤハウスの周りにベット兼イスのBOXを作り、横約1500ミリ、縦1800ミリのベットとして就寝設備の条件をクリアしました。 |
シンク設備 | 給水10リッター以上、排水10リッター以上ある事
この辺はどのようにでも解釈できてポリタンの水を上から流し、下で受ける事が出来れば良いんじゃない?(職員談・・・) |
いくら何でもそれはないと思ったので、ちゃんとシンクを作り電動ポンプで下から吸い上げるようにしました。
給排水20リッターを確保。 |
調理設備 | ガスコンロを車内に固定する事
換気設備を設ける事 |
現在、テーブルになっている所にステ-を付けてキャンプ用のガスバーナーを設置
換気設備は窓を開けることでクリア・・・? |
この他にも細かいものがあったような気がしますが(もう忘れた・・・)
上の条件を満たせば、少なくとも埼玉の春日部車検場では取得できます。
結構あっけなく審査をパスしました、審査よりも書類作成の方が大変。
それでも以前は図面だの強度計算書等が必要だったらしく法律改正後、その辺の書類は不要になり現在は検査員の判断に委ねられています。
逆に考えれば、モドキはだめ、しっかりした作りで無いと不合格です。
車内の設備紹介
後部天井の右側にヘルメット収納棚を設置、2個置けます。
偶にネットを閉め忘れて気がつくと下に落っこちてます・・・。
一度それでバイザーを割りました(T_T)
左側にはゴーグルや小物等を入れる棚を設置、その下に12Vから100Vに出来るインバーターを付けています。
エンジンをかけながら使わないとバッテリーが直ぐに上がってしまう欠点がありますが、前泊で夜コース入りした時などに威力を発揮します。
簡単なテーブルですが、これが結構使えます。
前座席の上に収納スペースを設けています。
ハイルーフならではの設備です。
この中に寝袋や毛布、クッション類、つり道具等を常時入れています。
助手席の後ろにシンクを設置しています。前3人登録だから出来る荒業です。
右が水タンク、左が排水タンクで12Vの風呂の水汲み上げ用のポンプを使用。
シンクはアルミでフレームを組み上部はSUS304の#400で作りました。
蛇口は工業用のプラスチック製、自在に向きを変えられ見た目よりも機能重視。
市販の収納BOXです。
横幅が丁度サイドBOXと同じものを設置しています。
携帯食やハシ、歯ブラシ、石鹸等、細かい物を入れるのに重宝します。
サイドBOXの裏にベット用の金具を付けて、そこに3角形のアルミパイプを3本乗せます。
その上に補強用のアルミアングルを乗せます、これらは普段サイドBOXの中に収納。
板を乗せてベットの完成、板は普段邪魔にならない所に固定しています。
見た目は貧弱ですが頑丈で、大人二人が楽に寝れるスペースです。
1人の時などは右サイドBOXに付けたシングルベットを起こして1枚板を乗せます。
これでバイクを下ろす事無く寝ることが出来ます。
チョット狭いですけど・・・。
タイヤストッパーです。
市販品ではあまり満足のいく物が無いので作ってみました。
SUS304のFB(フラットバー)を使用、折りたたみ時の高さ約15㎜で邪魔になりません。
リヤバンパーにラダ-レール用のバーを付けています。
こちらもステンレス製です。
ラダ-レールにフックを付けてバイクの積み降ろし時に外れないようにしています。
その他、トランポ常備品
トランポに常備しているボルトとナットのセットです。
結構なくなるんで手放せません。
ほとんどのボルトはSUS304のキャップボルトです、レンチ類も入れています。
洗車機です、これも常備しています。
2st30ccエンジンであまり力は有りませんが充分泥を落とせます。
軽量コンパクトで場所を取りません、新品で3万円は魅力です。
発電機です、あまり使いませんが電動工具等が外で使えます。
普段はガレージの隅で埃をかぶっています。
88ナンバーの法律が5年程前から緩和されて個人でも取得しやすくなりました。
ただそれは書類作成に専門知識が要らなくなったと言う事で、ちゃんと作っていないとダメです。
私は11ナンバーからの変更でしたが一番88化の恩恵に預かれるのは33ナンバーの人でしょう。
88化のメリットは2年車検・任意保険が普通車より安い(11ナンバーは12万・・・)高速料金が普通車扱い・・・。
これぐらいです、お金を掛けてまで88にする程のメリットはあまり感じません。
ちなみに改造費用は約5万円でした、これ位で済めば保険料1年分で元が取れます。
*茨城に引っ越す前の話です・・・かれこれ20数年前の記事なので今は大分変わってると思います(^^;
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