
あらためて自己紹介
あらためまして、Backyard Builder管理人の中島です。
1968年10月生まれ、熊本出身で現在は茨城在住です。
子供のころから物作りが大好きで、最初は紙を使った工作から始まり、大人になるにつれて金属加工を覚えて色々な物を作ってきました。
バイクに興味を持ったのは高校に入ってからになります。
自由な校風で、当時「三ない運動」が吹き荒れていた時代に、免許OK・バイク通学OKという学校でした。
三ない運動についてはこちらを参照してください。
バイクに乗り出してからは周りの影響もあり、休みの日は峠に走りに行く青春時代を送ります。
物作り+バイク=カスタムという趣味が出来てきたのもこの頃からです。
やがて峠からサーキットに興味が移り、レースの世界を垣間見ることになっていきます。

*GAGというロードバイクにNS50Fのエンジンを積んで、SP10インチクラスに参戦してました。
20歳を迎えるころ、ロードバイクの仲間たちが、いつの間にかオフロードバイクに乗り換えていました。
私もTS200RというSUZUKIのトレールバイクを手に入れ、オフの世界に足を踏み入れます。
ロードと違い、土の上を走るオフロードは、ロードとは全く違う世界に戸惑いながら、次第に夢中になっていきました。
*ハングオンが身体に染みついていたので、コーナーで身体が先にインに入る癖が抜けずに苦労しました

GSX1100S Anniversary改
それでもメインはロードバイクでした、当時流行ってた「キリン」というマンガの影響と、空冷4発のカスタムブームも凄く、私もGSX1100Sを2台所有し弄りまくっていたりしました。
ロードからオフへ
結婚を切っ掛けに転職とロードバイクとの決別となります。
GSX1100Sを売り、残ったバイクはTS200Rと遊びで購入したKDX125SRの2台。
たまのオフロード遊びを楽しむ程度でしたが、たまたま目にしたエンデューロレースで、盛大な勘違いをしてしまいます。
ロードレースと比べて、たいした事ないスピード(素人目にはそう見えた)に、これなら自分でも勝てるんじゃないか?と根拠のない自信(^^;
それでも練習しないと無理だろうな~と思ったので、近くの河川敷に練習に行く様になりました。
*ロード時代に峠で培った乗り方がサーキットで全く通用しなかった経験から、練習なしでのレースなんて無理と思ってました
最初は自走で、やがてバイク運搬用にトレーラーを購入し、普通車で引っ張っていく様になります。
KDXをレース仕様に改造し、練習を重ねて臨んだ初レースは、エンジン焼き付きリタイヤという散々な結果に終わりました。
乗り方も自己流でめちゃくちゃ、バイクのメンテナンスも適当・・・それでも悔しかった事を強烈に覚えています。
オフロードレースにのめり込む
初レース惨敗&KDXを失う事で、逆にオフロード熱が燃え上がります。
当時の最新鋭だったCRM250Rを新車で購入し、レースで勝つためにはどうすればいいのか貪欲に追及していきます。
オフに詳しい人のチームに入り、ライディングやマシン作りを教わりました。
*よく練習に行ってた河川敷で知り合いました、よくある話です
車もハイエースに乗り換え、レース会場で快適に過ごせるように改造したりもしました。
やがて時代はショップの草レースから、組織だった本格的な運営のシリーズ戦へと移行していきます。
目標が出来ると夢中になるくちで、生活の全てがオフロード一色。
*そりゃもう毎週の様に河川敷通いの日々
各地の草レースで、優勝する事も多くなった頃に始まったJNCCの前身であるseries戦に、無謀にもAAクラスにエントリーして、更なる高みを知る事になりました。
スピード・テクニック・バイク・・・すべてが違い過ぎる。
結果は惨敗・・・サーキットエンデューロと違い、自然の地形を利用し特設されたコースに全く歯が立ちませんでした。
悔しかったですね、草レースでちょっと勝ったくらいで天狗になりかけた鼻を見事にへし折られました。
*当時の主流はショップ主催の常設コースを使った草レース、いわゆるサーキットエンデューロと呼ばれるものでした
何が足りないのだろう?
どうすれば上手くなれるのだろう?
練習方法は?
バイク作りは?
レースの組み立て方は?
悔しさをバネに何でもやりました、沢山考え試してきました。
seriesがJNCC(全日本クロスカントリー選手権)になると、Aクラスにフル参戦し、AAクラス昇格を目指します。
激戦の末、最終戦リタイヤという結果でしたが、首一枚で繋がり年間ランキング3位でAA昇格。
*1年間のシリーズ戦を戦い、トータルポイントで上位3位までに入るとAA昇格の狭き門
AAクラスでは中堅レベルでしたが、最高峰のクラスで戦っているという充足感は、かけがえのない思い出であり、人生の財産です。
不注意による大怪我で、レースはすでに引退していますが、私の人生の大半を過ごしたオフロードの素晴らしさや楽しみ方を、これからの人に伝えていきたいと思います。
オフロードバイクの選び方
オフロードバイクと一言で言っても種類やタイプは様々です。
オフロード走行が可能な場所限定となりますが、免許の要らないレーサーに分類されるもの。
免許が必要になりますが、行動走行も出来るトレールタイプや、必要な保安部品条件を満たしナンバーを取得したレーサー。
エンジンも2サイクルと4サイクルの2種類があります。
・小排気量でも十分なパワーがあり車体も軽い2サイクル
・トルクが有り初心者にも扱いやすい4サイクル
昔は各メーカーから2サイクル・4サイクル問わず、様々なバイクが発売されていました。
現在は、トレールタイプの殆どが姿を消してしまいましたが、代わりに外国製のレーサーが数多くリリースされています。
これからオフをやってみたい、レースを楽しんでみたいという方はどんなバイクを選べばいいのでしょう。
どんなバイクでもオフを楽しむ事は出来ますが、やりたい事が明確に有るのであれば、目標に特化したバイクを選ぶ事が最善とも言えます。
実はバイクなんて何でもいい
さかのぼって考えると、私の初オフ体験は、学生時代に乗せて貰ったTS90(ハスラー90)だったような気がします。
もしかしたら車種が違ったかもしれませんが、そんなことはどうでもいい。
当時GSX-R400で峠をカッ飛んでいた事も有り、たかが90㏄と舐めていました。
初めて乗る土の上、全くグリップしないタイヤ、ちょっとしたギャップで不安定になる車体・・・
その全てが新鮮で、最高に面白いって思いました。
オフを楽しむのに、専用のバイクなんて要らないんです。
スクーターだってロードバイクだって、その気になればどんなタイプのバイクであろうが楽しめます。

RG250ガンマにオフタイヤ履かせてレースやる人だって(^^;
*スクーターのオフロードレースなんてのも有ります、楽しいですよ^^
免許がないと乗れないのか?

こんなに小さい子供だってバイクで遊べる
そんな事は有りません、免許の要らないコースの中には体験会などが催されていたりしています。
埼玉県川越市のウエストポイントが主催している「モトクロスごっこ」は、免許が無くてもバイク遊びやオフロード走行が楽しめる体験イベントです。バイクが初めての方でも、女性やお子様でも、家族や親子そろって安心して参加できます。荒川河川敷の広~いコースと「ごっこ村」で、楽しく安全にモトクロスしましょう!
谷田部エンジョイスポーツランドでは、オフロードバイクの手ほどき& 上達を目的とするスクールを開催しています。
近くの走れるコースまで、CR125を押していって楽しむ中学生グループに遭遇した事も有ります。
原付免許しか持っていない高校生が、カブにリヤカー付けて、YZ250Fを載せてコースまで練習に来るのを見た時は感動しました。

トランポが無い?軽自動車だってバイク運べるんだぜ(^^;
本当に乗りたい、遊んでみたいと思えば、幾らでも始める手段は有ります。
やらない理由を考える前に、どうすればやれるのかを考えましょう。
こんなに面白い遊び、体験しないのは勿体ないと思います。
オフロードバイクは誰でも笑顔になれる最高の遊びです。
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