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【94’CRM250Rr改】ホンダの代表的なトレール車を弄りたおした記録
- 2018/6/6
- 94'CRM250Rr, オフの世界
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往年の名車 CRM250Rr
95年の春に新車で購入し、少しずつ手を加えていきました。
*それまで乗っていたのは中古で購入したKDX125SRとTS200R、CRMは初めて新車で購入したトレールです。
98年初頭に初代エンジンが潰れ、99年春に2代目エンジンに換装してます。
足回りは、97年にTWK(トライアル専門店)の小坂氏より足回り移植用に購入した’92CR250Rのモノです。
’92CRのフロントフォークは、無加工で付ける事が出来ます。
当然ホイール・ブレーキ関係も完全移植です。
リヤ周りの移植はフレーム加工が必要でした。
CRとCRMではリンク機構がまったく違います。
最初はリヤサスだけ換えようと思ったのですがそれもリンク機構の違いで出来ず、リンク取付部をCRと同じになるように加工しました。
その部分は、その内バラして撮影したら掲載します。
CRのスイングアームを付ける際に、サイドスタンドがどうしても邪魔でカットしました。
でもスタンドが無いと不便なのでKDX200Rのスタンドをスイングアームにボルト留めで付けています。(走行時は取り外します)
シートは当時、練習用に使っていたKX250と同じポジションになるようにアンコ盛りしました。
ノーマルより移動が楽になりましたが足つき最悪です。
その代わり、コーナー進入からの押さえ込みは最高です。
クラッチレバー(エンジン側)を5㎜延長して指一本で操作できるようにしました。
我が家に来たバイクは全て同じように加工してます。
理屈は某イージークOッチと同じです。
そのうち、XR250Rでやる時に加工法を紹介します。
現役引退と言ってもレースで使わないだけでまだまだ走ります。
走行フィーリングはCRMでありながら、とても落ち着いていてギャップ進入でも安心して突っ込めます。
CRM250Rr折檻スペシャル
かねてから構想のあった投げバイクをCRMで作ろうと思い立ちました。
きっかけは、神戸校爽やかツアーですな、やっぱり。(^_^;
*どこかに記録が残ってると思うので、その内アップ予定
とりあえず、一般公道を走れるように保安部品をくっ付けて喧しい給排気音を何とかしなければなりません。
タイミングが良い事に某所より面白いサイレンサーを入手、早速取り付けてみることに致します。
・・・が、外には昨日の晩、3年ぶりに降った雪で家の周りは銀世界。
お外に出たくないな。
折檻スペシャルに使う予定のスペシャルパーツです。
最近流行りのライトカウル・DHH HEADLIGHT MASCHERINA DHH。
目ん玉2つのライトで面構えが引き締まる事でしょう。
Hi・Low切り替えは出来ません。
最近全然メンテしていないプロスキルサイレンサーの替わりに超レアなサイレンサーを付けます。
ACERBIS製035プラスチックサイレンサーです。
*CRE250R-HMで採用されていたプラスチックボディのサイレンサーで、輸入代理店をされていたところから頂きました。
ちょっと前のイタリアホンダ製CRE250Rについていたやつですが、知っている人います?
残念ながらCRM用ではないのですが92~96のCR250用が手に入ったので、加工して無理やりつけてみます。
赤いのは、これまた超レアなプラスチック製のチャンバーガード。(^_^;
これもCRM用ではなくKTM用のものを加工して無理やり装着します。
真ん中のはKDX用フレームガード、これはちょっと無理かな?(-_-;
結構簡単に取り付けることが出来ました。
サイレンサー側の2ヶ所あるステーの1箇所が邪魔になるので、サンダーで切り落とします。
本当にプラスチックで出来ていて切り口が摩擦熱でベロベロになりました。
残りのステーの穴位置も合わないので、とりあえずサブフレームにM8タップ加工をして仮組み。
おお!まるでノーマルサイレンサーを白く塗ったみたいだ。(笑)
サイレンサーの箱の裏に性能表みたいな事が書いてあって、それによると98ホーンのCR250が91.5ホーンになるようです。
イタリア語なんて全然解りませんがFIM ENDUROに合わせて音量をかなり下げているみたい。
パワーダウン必至ですね。(笑)
使用目的がゲロってことで、長年使い込んでガタガタになってしまっているチェーンガイドを再生&補強しました。
再生といっても形を直しただけです。
補強も下からのヒットを考慮して4mmのアルミを重ねて溶接しただけ。(^_^;
フィニッシュは、バカの一つ覚えのバフ掛けです。
取り付けたところです。
あまりに普通で面白みにかけますが、ノーマルよりは確実に強度アップしているはず・・・。
しかし汚いスイングアームだな~。(-_-;
落ち着いたら、徹底的にメンテやらなきゃダメですね。
リンクが折れる
徐々に調子の上がってきたCRMで、印西凸凹ランドを走ってきました。
この所、天気にも恵まれベストコンディションでしたが、何かリヤ周りが、落ち着かない感じがします。
1回目の走行後、サスセットを変えてみようと下を覗き込み愕然としました。
な、何とリンクの一部が・・・。(きゃ~)
亀裂のような筋が入っていました・・・。
普通こんな所が壊れるか~?
レース前の調整のつもりで来たので、いきなり終わりなんて我慢が出来ず騙し騙し乗りましたが、いつ崩壊するか解らないので早々に洗車して引き上げ、日が落ちる前にリンク部をバラす事にします。
問題の個所のボルトを外すと、ポロっと床に。
あはは、折れてたのね。(T_T)
今から部品を注文しても、土曜のレースに間に合う保証も無いし、お金も無いので、溶接して直すことにします。
アルミは母材を暖めて溶接しなければならず、熱伝導も良いのでシールやベアリング等を外します。
溶接はチョイチョイと簡単に出来ましたが、アルミは高熱を加えると強度がガタ落ちしてしまいます。
元の強度に戻るまで90日掛かるのですがそんなに待てませんので落ちた分を補強する事にします。
補強といっても、その辺に有ったアルミ片をただ貼り付けただけ。(笑)
一応スイングアーム等の他のパーツに干渉しない事を確認しました。
取り付けてみてから、プレートみたいに見える所に「裏庭工房」って
フライスで文字を入れたら、SPパーツっぽく見えるかなと馬鹿な事
を、考えてしまいましたが、面倒くさいので止めました。
でも格好悪。
暫くの放置から再生
ふとしたキッカケで、またCRMに乗りたくなりました。
4ヶ月前に嫁の特訓用にエンジン特性と足回りのセッティングを変えて、CRの購入後洗車もせずにほったらかしにされた車体は、写真に撮っても汚い状態。(–;
エンジンもカンカンいってOH時期も来ているので、エンジン・足回りOHとリンク部品を新品にしてやることにしました。
久しぶりにイジる2stエンジン、シリンダー外したついでにポート研磨でもやろうかとも思いましたが、リューターを会社に置きっぱなしにしているのを思い出し断念。
まあ、あんまり弄ると又クランクが逝ってしまうのでいいか・・貴重な2stトレールだし。(^^;
エアクリーナーBOXを綺麗に洗って、エアクリーナーも新品にしました。
定番のツインエアでなくノーマルを選んだ訳は、ただ単にこっちの方が安いからです。(^^;;;
チャンバーも綺麗に磨いてみました。
4~5年使っている割には悪くない状態です。
*プロスキルチャンバーだ~、懐かしい(;´Д`)
ハンドルガードをアチェルビス製のアルミ芯入りガードに換えてOH完了!
本当はもっと時間をかけてフレーム塗り直したりしたいのですが、他にもやりたい事が沢山あるので今回はここまで。
又こいつでレースやってみようかな・・早速来週にでも・・・。
お別れの時
突然ですが、CRMを手放す事にしました。
丁度各部OHしたばかりだし、練習用にCR辺りのモトクロッサーが欲しくなったので、前から欲しがっていた人に連絡をとり、栃木の日晃スポーツランドにて試乗をしてもらい、とんとん拍子で話が進みました。
今一度、点検整備を行い、使い込んでボコボコになったタンクを新しいタンクに変え、デカールも新調。
新オーナーの希望により、再びハイシートにしてシートカバーもノンスリップタイプに変更。
エンジン特性も新オーナーの好みにセッティングし直しました。
ドナドナされていくCRM250Rr・・・。
新車で購入してから5年間、これで出た数々のレースの思い出が走馬燈のように脳裏をよぎ・・・りませんでした(笑)
エンジン | ’92年式+’94ヘッド+圧縮比UP 混合仕様 CR250用キック(アルミ製) |
チャンバー | ラフ&ロード製 |
サイレンサー | |
キャブレター | PWK38φ |
スロットル | KX250用 |
フロントフォーク | ’92 CR250R |
フロントブレーキ | ’92 CR250R(マスターシリンダー含む) |
フロントホイール | ’92 CR250R(CRM・XR用も使用可) |
スイングアーム | ’92 CR250R(リンク機構含む) |
リヤブレーキ | ’92 CR250R(マスター&フットペダル含む) |
リヤサス | ’92 CR250R(少加工) |
リヤホイール | ’92 CR250R(18インチ) or ’95 CR250R(19インチ) |
シート | ハイシート+Enjoy製シートカバー |
ハンドル |
CRMはいいバイクでしたね、いまでも根強い人気が有り大事に持っている方も多いと思います。
このバイクでエンデューロの楽しさとカスタムの面白さを教わったと言っても過言ではないですね。
このCRMを引き取られた方は、CRサスとの組み合わせが相当気に入ったらしく、その後もう一台のCRM制作を依頼してきました。
それはまた別のお話で。。。
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