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【WR250F+オリジナルアルミフレーム】Vol.3 7N01アルミフレーム製作編
- 2018/6/22
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この記事の目次
フレーム製作
いよいよフレームの組み立て溶接です。
今回はリヤサス・リンク部を含めた部分まで。
冶具を使った組立&溶接
フレーム組立溶接に入る前に、曲げたメインチューブとピボット部を先に溶接します。
ピボットシャフトで位置決め固定して、メインチューブとヘッドパイプを溶接します。
冶具ごと引っくり返して、用意しておいたフレーム下のリンク取付ベースを溶接。
エンジン仮合わせ
ある程度フレームの形が出来てきたので、WRFエンジンを合わせてみました。
冶具が邪魔でピボット位置で合わせられませんが、余裕で入ります。
それにしても、改めてエンジンの小ささを実感します。
約45mm前にずれていますが、この状態でFCRキャブをあてがって、吸入径路の位置確認。
ちゃんと確認しておかないと後で大変です。
コンパクトなエンジンに対して大柄なFCRキャブに干渉しないように、リヤサスユニット上部の取り付けベースを作っていきます。
この辺は、現物合わせで作っていきます。
フルボトム時に、物凄い力のかかるリンク取付部は、強度を重視して、厚さ6mmのSUS304FBで作りました。
フレームへの固定は、M8のボルト6本で行う予定です。
オリジナルとの比較
フレームを冶具から外し、ベースとなった鉄フレームを並べて、ディメンションを見比べます。
比べると言っても目視なので「ん~・・・同じ・・・かな?」ってなレベルですが。(^^;
半分出来たアルミフレームにエンジン・スイングアーム・リヤサス関係・FCRキャブ等取り付けられるパーツを仮組みしてみます。
問題となるような箇所も無く一安心です。
FCRキャブレター
巨大なFCRキャブもギリギリですが綺麗に納まっています。
しかし、これってリヤサスペンションを外さないと外せないかも・・・。
CRE230Fよりもキャブの整備性悪い。(-_-;
キックアームは短くしないと、フレーム内に収まってくれません。
でもこういう部品は、あんまり切りたくは無いですね、何とか切らずに済むようにしたいと思っています。(悩)
エキパイを付けて、排気系の位置確認をしましたが、まったく問題は無さそうです。
フレーム下部製作
次に製作するのは、オイルタンクを兼ねたダウンパイプ部です。
WRFのエンジンは、ドライサンプ方式をとっていて、元のフレームでも同部分がオイルタンクとなっています。
右側からフレーム内臓タンクへオイルを送り出し、左側からエンジンに取り込みます。
フレーム内蔵オイルタンク
t3×20×45の7N01角パイプを2つ合わせて溶接し、日の字断面パイプにしました。
オイルタンクの下部にドレンとエンジンへのオイル出口を製作し、エンジン取付ブラケット用の穴を開けました。
エンジン取付ブラケット用の穴は、M8ボルトが通せるように8.2mmの穴を開けたパイプを通して、オイル洩れしない様に全周溶接してあります。
ドレンの位置と、オイル出口の位置が気に入らなかったので、作り直しました。
前のままでも良かったのですが、WRFフレームがこの形なので、直した方が良いだろうと。。。
サブフレーム検討
一応、当初の依頼では、WRFの外装パーツを使って、CRE230F風にミニモトを超えた感じにとの事でした。
実際にYZFサブフレームとその仲間達を合わせてみますとサイズがでか過ぎます。
(WRFは鉄製、YZFはアルミ製で、こちらを使って欲しいとの依頼)
CR80のサブフレームとその仲間達だとバランスは良いのですが、サイドカバーの形や、リヤフェンダーの色等、難しい問題が色々。
やっぱ見た目もバッチリ決めないと。
アンダーフレームボルト固定化
そろそろフレーム本体の製作も佳境に入ってきました。
残すはアンダーフレームとヘッド上の補強、エンジンマウントブラケット類などです。
依頼人の希望によりアンダーフレームはボルト固定にします。
後々の別エンジンへの換装を視野に入れての作りです。
まずエンジンマウントブラケットを、ステンレスで製作しました。
これでエンジンが固定され、アンダーフレームの取り回しや、他のマウントブラケット製作がやり易くなります。
次に、アンダーフレームの本体フレーム固定用パーツを削り出しで製作します。
7N01角パイプをエンジンに沿うように曲げて、フレームに固定した状態で溶接します。
角パイプの曲げ加工は、パイプの中に砂を詰め、定盤に適当なストッパーを動かない程度に点溶接で固定して、アセチレンバーナーで炙りながら徐々に曲げていきます。
曲げ終わったら、必要な長さ形にカット。
これはヘッド上に付く補強のパイプです。
エンジンを載せた状態で、補強のパイプと、アンダーフレーム用のパイプを仮溶接。
エンジン類を炙らないように気をつけながら、仮溶接後にエンジンを降ろして本溶接。
まだオイルタンク上部が出来上がっていませんが、新型アルミフレームがほぼ完成しました。
昨年製作したCRE230Fのフレームを凌ぐ出来栄えだと自画自賛。。。(笑)
めちゃくちゃ気合い入れて作ったアルミフレームでした。
残念ながら元画像が残っていなくて、小さいサイズしか載せられませんが、思い出の作品です。
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