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【07’KTM250EXC-F】Vol.1 KTM初のDOHC250㏄エンデューロレーサー
- 2018/7/9
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07’KTM250EXC-F
2年ぶりの新車がやってきました。
*2006年の話です
4st250は興味が無いとか言っておきながら、市販化の噂が出始めた頃から興味津々。
最初は450SXS仕様が手に入らないかと画策してましたが、あれはISDEにでもエントリーしない限り入手は不可との事で悩んでいた所、どうも新型250が07モデルで出そうな気配があったので半年も前から予約して情報収集。
新旧エンジン比較
まあ周知の事でしょうが、ベースは昨年出た250SX-Fエンジンにセルモーター搭載して、ED用に仕様変更されたモノが搭載されます。
SX-Fはそれなりに興味あったのですが、やっぱりセルがないのはちょっとね。
*この後、2008年モデルの250SXを乗る事になるとは、この段階で考えてもいませんでした
そんな訳で、もしセルが付かなかったら買う事は無かったな。
写真を見た感じではEXC-R系エンジンのようにセルを後からポン付けで付けられるようには出来て無さそう。
SXベースでEDレーサーにしたいと考えている人には残念ですな。
クランクケース左側から交換すればいけるかもしれんが。
因みにこちらが今年発売の新型DOHC450SXエンジン、、、なんとセル付です!
しかしキックが廃止されている割り切りよう。
来年はこのエンジンが450EXC-Fとして登場するのだろうか?
保険としてキックは欲しいのだが・・・来年はその450を買うはずと神原さんが怪しげな予言をするが、DOHC450ccなんて扱えるわけないので却下。
こちらは現行型450エンジンなのだが、新型エンジンを見てしまった後ではデカくて重そうに見える。
よっく見ると2個あったオイルフィルターが無くなっている?
なんとも徹底している設計です事・・・このエンジン、単体重量いかほどなのだろうか?
クラッチレリーズも変わってる。
納車~
一応、250EXC-Fの正式発売は9月と言う事になっているのだが、有力なディーラー向けに1台ずつ先行納車されたそうで、販売台数全国○○を誇る神原さんの所にも早々とやってきました。
お店によっては宣伝用に試乗車にする所も有るみたいですが、こっちは直ぐにまわして貰えました。
第一便で到着したのは250EXC-Fと250EXCの2台。
もう一台のほうも小湊スパルタ塾レーシングの奉行がゲット!
125からの乗り換えです。
細かいスペック等が気になる人は、カタログでも取り寄せて見て下され。
ここではあまり雑誌やウエブでは知る事の出来ない細かい所を紹介していけたらと思います。
まず見た目にも機能的にも変わった所と言えばガソリンタンクです。
昨年SX-Fから採用になったクイックタイプのタンクキャップになっています。
ほんの45度捻るだけで簡単に外せるのでレース途中の給油で重宝しそうです。
*捻るだけで外せるのは良いのですが、ロックの使い勝手が悪くて、みんなキャンセルしてましたね
従来型はイマイチ動きが悪くて、焦っていると斜めに入ってガソリンだだ漏れ、一度止まって締め直しなんて事もありました。
ガソリンタンクも材質?顔料?が変わって外からでもガソリン残量が透けて見えるようになってます。
4stだと分かりにくいのですが、混合オイルによってはガソリン色の変化する2stだと、パッと見で分かるかも知れません。
ただ何となくタンクの見た目の質感は落ちた気がする。
やたら多角形のサイレンサーですが、見た目だけではなく以前から有った問題点も改善されてます。
EXC-Rではサイレンサー前方内側がリアタイヤと干渉していて、長く使っていると擦れて穴が空きそうになりました。
新型はその辺りを考慮しているのか?
しっかり逃げが作ってあります。
排気音は静かですね、まだ慣らし終わってないので上まで回せませんが、無理やり押さえ込まれている印象は無し。
でも抜けの良いSX用が欲しいな。
多機能デジタルスピードメーターは05モデルから採用されているタイプ。
使い勝手がいいので気に入ってますが、何故かEXC-Fの奴はスケルトンボディになっている・・・。
ハンドルガードはアルミ製ガードにお気に入りのアチェルビス製カバーを組み合わせて、見た目と防護機能の両立を図ります。
この組み合わせでレバーを折った事は皆無です。
パフォーマンスアップパーツ
スコット製ケイヒンFCR用パイロットスクリューとボイセン製ケイヒンFCRキャブレター用クイックショットを用意しました。
手で簡単に調整出来るようになるパイロットスクリューは即取付。
クイックショットのほうは慣らしが終わってノーマル状態でのエンジン特性を体感した後に取付予定。
ノーマルセッティングでちょっと下が薄い気がするので期待してます。
各種ガード類
定番のクラッチレリーズガードも取付。
他のパワーパーツは9月頃まで待たないとならないようですが、これは直ぐに入荷しました。
無いと不安になる保険みたいなものですが。
フロントブレーキディスクのカバーはアチェルビス製の新型を付けます。
ホイールの着脱時にいちいちカバーを外さなくて済むタイプです。
本体は一般的なプラスチック製ではなく恐らく国内未流通のフルカーボン製・・・格好は良いけどオフでは勿体無い気がする・・・
*最後の車両を手放すまで、ずっと使い続けていました
アンダーガードは重量増を嫌ってKTM純正のプラスチック製を付けます。
まだEXC-F用が出ていないのでEXC-R用を無理やり装着、、、前方部分がちょっと合わない(-_-;
取付ステーも全然合わないし(フレームの幅が違うのでステー要加工)EXC-Fのフレームには穴さえ開いていないので、ステー用の取付穴を6.5mmのドリルで開けます。
電動ファン取付
EDをやる上で絶対に付けた方がいいオプションの一つ、ラジエータファンなんですが、何とEXC-Fにはファン用電源コネクタは用意されているのに、ラジエータ側にはファンを取り付ける為のステーが有りません。
更にサーモスイッチを取り付ける所も有りません。
最初はラジエータにサーモスイッチ用の取付タップを切ろうと考えたのですが、神原さんからパイプの間に挿入したほうが良いのではないかとのアイデアを頂き、早速ステンレスで作ってみました。
水路部分は直径19mmのパイプを使い、側面にパイプを溶接して取付用M14-P1.5タップ穴を施しました。
これをラジエータパイプの間に挟み込みます。
左側ラジエータとエンジンクランクケース間の途中に挿入。
これでサーモスイッチはOK。
右側ラジエータにファン取付ステーを溶接・・・ステーは厚めの圧着端子を潰してラジエータ側面に溶接しました。。。
力掛かる所でもないし、多分こんなんで十分だと思います。
タンクにはしっかりファンの逃がしが有るんですけど?
どうもEXC-Fにはファンのオプション設定は無いそうです。
んじゃ何でファン用電源コネクタが用意されているのでしょう?
シートはリアフェンダー裏からボルト1本で留めています。
外す時に気を付けないとポロッと落ちてしまうのですが脱落防止にOリングが付いていました。
こりゃ良いアイデアだな。
ブローバイガス解放
ブローバイガスパイプのキャブレター直結を解除して、大気開放に変更します。
途中に分岐を入れて一方は後方下へ、もう一方は一度上に廻してから前方下へ持って行きます。
歴代KTMの中でも一番のお気に入りだった07’KTM250EXC-Fの紹介です。
それまで400~450ccの大排気量を好んで乗っていましたが、初めて4st250の良さを体感したバイクでした。
チタンバルブの寿命が短く、JEC-IA昇格を目指した肝心のレースで使えなかったという苦い思い出も有りますが、こいつに乗っていた頃が一番ノリノリでしたね。
JNCC-AAクラスで一桁台の成績を残せたのも、このバイクのお陰だったな~
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