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【11’KTM350SXF】KTMモトクロッサーのED仕様ビックタンク化
- 2018/7/15
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この記事の目次
11’KTM350SXFの続き
セル付のバイクには必ずやるセルスイッチの増設です。
苦しい体制でエンストさせた時に左側にセルボタンが有るとかなり便利です。
特に再始動させる際に微妙なアクセルワークを必要とする困ったバイクには必須アイテムになります。
スイッチは汎用市販品です。
押して通電するタイプのスイッチを用意して、右側のセルスイッチに繋げるだけでOK。
マップ変更スイッチ
2011モデルのSXFからインジェクションになりました。
基本セッティングフリーになってトラブらなければ特に弄る必要も無いのですが、オプションのマップスイッチを付ける事で、3段階の点火マッピングを手元で切り替える事が出来ます。
2stモデル用も出ています。
ダイヤル式の設定スイッチと手元に持ってくる切り替えスイッチ。
設定スイッチは2種類をセレクトしてシート下にセット出来るようになっています。
マディ時のアンダーパワーモード・ノーマルモード・フルパワーモードと3段階のマッピングを選べますが、殆どフルパワーモード固定で使っているので、リミッターカットみたいな役割でしかないのが悲しい。(;o;)
オール樹脂製ガイドへ変更
チェーンガイドをオール樹脂製のEXCF用に交換しました。
SXFに付いているアルミ製は轍等で横から押されて変形すると元に戻らずチェーンが外れます。
樹脂製は耐久性が落ちますが、そうしたトラブルを回避してくれるのでエンデューロやるなら交換が無難です。
剥き出しのスロットルポジションセンサーに被せるカバーです。
水などが被ってこれがイカれるとインジェクションが誤動作を起こし、走行不能になります。
スロットルポジションセンサーがトラぶった時には、カプラーを外す事で無効にする裏技も有りますが、エンジンを動かして戻る為の緊急避難的処置位に考えた方がいいでしょう。
・・・エンジン壊れますよ。
ビックタンク購入
北海道のスケテツさんにお願いして密輸して頂いたCLOCK WORKS製11Lビックタンクが到着。
まだ社外製のビックタンクが殆ど無い時期だったので、大変助かりました。
ノーマルタンクから燃料ポンプと関連パーツを取り外します。
このパーツ群だけでも8万位するので、ノーマルパーツを移植利用出来るCLOCK WORKSのビックタンクは貴重です。
因みに後発のEXCF用純正9.5Lタンクは、SXF用とは互換性が無く、燃料ポンプ一式も入れ替えなければならないので下手に注文すると12万位かかってしまいます。
タンクキャップはアルミ削り出しブラックアルマイト仕様、タンクキャップベントを付けます。
綺麗に付いてシルエットも文句なし、これでぐっとエンデューロレーサーっぽくなりました。
燃料フィルター
ビックタンクが付いたので、前々から気になっていた物を作ります。
燃料タンクへのゴミの混入を防ぎ、無用なトラブルを防止する燃料フィルターです。
これで野外での燃料補給も安心して行う事が出来ます、インジェクションは大変です。
ちゃんと電動ファンのスペースが確保されている辺り、良く考えられていて助かります。
ノーマルタンクには電動ファンのスペースなど無く、ファンを付ける事が出来ませんでした。
電動ファンはEXCF用の純正を使います。
SXFのラジエータには起動スイッチになるサーモスイッチを付けられないので、ラジエータホースに割り込ませるスイッチアダプタをSUS304のパイプとナットを溶接して作りました。
ナットはちゃんとネジを切りなおしています。
ホースに割り込ませて完成、これは初期型250EXCFでもやった手法です。
電動ファンの電源はバッテリーから持ってくるので、バッテリー上がり防止に手動スイッチも付けておきます。
これで必要以上に電動ファンが回り続けるのを防止できます。。。
ED仕様完成
ここまででエンデューロ仕様の一応の完成です。
EXCFの頃からサスペンションはSX用を使っていたので、350SXFでもストックのまま使います。
2011年の前半はこの仕様で関東モトクロス選手権やJECに参戦しました。
白ベースにゼッケン2はMFJモトクロスNBクラスの番号。色々有りましたが、何とかNAへの昇格を果せてホッとしてます。(^^;
オンタイムエンデューロ仕様へ
JECに参戦するにあたり、タイムカードを出す時などにスタンドが有った方が便利なので自作してみました。
ベースはSUS304のFBを使い、本体はアルミ7N01材を使用。
勿論跳ね上げ式で走行時の邪魔にならないようにサイドカバーの内側に収まります。
キック始動化
そしてようやく念願のキックキットが入荷、、、新型SXF発売から1年たってからのオプションパーツ発売ってどうなんだろ・・・。
付属のマニュアルは英文ですが、全然難しくないので落ち着いて作業すれば簡単に組み込めます。
まずはプライマリーギヤの組み立てから。
クラッチ一式ハウジングまで外して、プライマリーギヤを付けてから元に戻します。
はいこれで取り付け終了、ちゃんとクラッチセンターナットのカシメワッシャーも付属。
これで350SXFもやっと350EXC-Fと同様のセル&キック始動になりました。
キックでエンジン始動が出来るようになったので、前々から興味が有ったリチウムバッテリーを試してみる事に。
普通のMFバッテリーの1/4程度の重さで、1kg近く軽くなりリア周りの軽量化に貢献すると期待していたのですが・・・
僅か3ヶ月ほどでお亡くなりになり、ちょっと信頼性の面でまだまだといったところでしょうか・・・
今度別のも試してみよう。。。
JEC最終戦スゴウ2デイズではスピードメーターの装着義務があります。
そこでサイクルメーターを用意したのですが、自転車用のセンサー取り付けに難儀しどうしたものかと悩んでいた所、エクストリーム用に購入したEC250のメーター関連パーツがボルトオンで使える事を発見。
ディスクブレーキに埋め込まれたマグネットを見事に拾ってくれました。
邪魔にならない所にサイクルメーターを取り付けてレギュレーションをクリア。
シートカバーの張替えついでに、適当なスポンジを足してステップシートにしてみました。
2011年はこんな感じの仕様で、何とか怪我をする事無く無事にシーズンを終了出来ました。
まあ途中色んなトラブルも有りましたが、目標のMFJのMX-NA昇格とJECのED-IB昇格を果せたので良かったと思います。
350SXFは次のシーズンでも使うので、多分更に手を加えていく事になると思います。
又機会が有りましたらHPで紹介します。。。
最後に2012シーズンはこういう仕様でいく事が決定。。。(^^;;;
一部で暗黒外装なんて呼ばれてたっけ・・・
EDにMXにと、色々楽しませてもらった350でしたが、インジェクションのトラブルが多かったですね。
それが原因で、この後4stを止めて2stに乗り換える事になります。
そういや、この車両にはリクルスも導入したんだっけ・・・写真が見つからないので割愛(^^;
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