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【GASGAS Pampera】スペイン製のトレッキングマシン パンペーラ
- 2018/7/28
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GASGAS パンペーラ EDレースに耐える仕様
BBS等でチョコチョコと触れていますが、昨年末に02モデルのGASGAS パンペーラを入手しました。
家にきた時点であちこちに手が加えられていましたが、山散歩仕様だったので、レースを目的とした嫁さん仕様に、少しずつ手を加えていってます。
このパンペーラと言うバイク、初期のまんまトラ車に大きめのガソリンタンクとシート付けただけ仕様からは、大幅に変更が加えられ、見た目は格好の悪いEC250モドキ。(^^;
実際に乗ってみると・・・トラ車ともトレールともつかない中途半端な代物で、かなり戸惑います。
それでもまあ、慣れてくると、加速感は無いのに意外とスピードの乗りが良く、前に乗っていたCRE230F(オダマリ号)よりも速かったりするそうで、エンジンに関してはそれなりに満足しているみたいです。
ただ、足回りは酷い物です。
カタログ値では、最低地上高310mmなんて記載されていますが、実際は250mmしかなく、スカスカのサスとあいまって、ちょっとしたギャップで簡単に底付き&腹スリしたりします。
ガソリンタンクなんてカタログ値9Lに対して、実測値7.2L・・・何か、すごくいい加減です。(-_-;;;
初レースで散る
そんなパンペーラですが、ブレーキペダルを元に戻し、クラッチスプリングも標準に戻しついでにリヤのリンク比を見直してボトム時の腰を持たせ、更に最低地上高を300mmとカタログ値に近づけて、保安部品を外し、MXタイヤやゼッケンプレート等をつけて、それっぽい形にして初レースに臨んでみました。
大会は「Johnny B! Enduro」
*JBSレーシング主催の草エンデューロ
フラットなコースと最高の天気で難所らしい難所がなく、パンペーラで望む意味が全然無い所でしたが、飛び抜けた扱い切れない性能なんて皆無のバイクは、逆に楽に乗れるらしく、割といいペースで走っていました。
しかし、レースが終了しても帰ってこない・・・。(-_-;
初レースリタイアの原因は、掲示板で盛り上がっているステムシャフトの破断による走行不能でした。
弱すぎるフロントフォークが、ギャップで底付きし、吸収しきれない衝撃が、ステムに集中してシャフトが破断したみたいです。
折れたシャフトそのものも曲がっているし、このまま部品を取って直しても、同じような使い方をすれば、また壊れるのは目に見えていますので、ショックの吸収力を上げて、車体に加わる衝撃を減らす事にします。
フロントフォーク変更
パンペーラを入手した当初から、フロントフォークのスワップを考えていて、既にCR80用倒立フォークを用意していました。
秋頃に移植を予定していたので、まさかこんなに早く出番が来るとは思わず、足りない部品を慌てて注文・・・大型連休前に入荷するかな?
パンペーラのステムパイプは、一般的なサイズに比べて妙に細く、このままではCR80のステムが移植出来ません。
(フロントフォークだけでなくステムごとの移植にします)
時間があれば、ちゃんと作りたい所ですが、今回は応急処置としての移植と割り切ってCR80フレームから、必要部分を頂く事にします。
いずれ、フレームのアルミ化を含めた大改造を予定しているので、それまでパンペーラフレームが持ってくれさえすればいい。
アチコチ切られたCRフレーム。ステムパイプを取られて、無残に転がってます。(-A-)
CRヘッドパイプ移植
パンペーラとCRでは、フォークとステムシャフトのトレールが20mm程違うのでステムシャフト位置をオフセットして、CR80フレームから切り取ったステムパイプを溶接します。
本溶接に入る前にフォーク関係を仮組みし、不具合が無いかを確認・・・かなり良さげ。
ステムパイプをオフセットしてやったので、ホイールベースもキャスター角も変更せずに、倒立フォームを付けても、トライアル車並みのハンドル切れ角を確保。
本溶接後、ハンドルストッパーを溶接し、酸化防止に適当な黒スプレーで塗装・・・
う~む、、、全然、色が合わない。(-_-;
後は、足りない部品の入荷待ちなので、今回はここまで。
注文していた部品が全て揃い、作業再開です。
ステムパイプに、ベアリングレースを圧入しステムを組みます。
ステムのナット類は、ネジ山が怪しかったので新品にしました。
フロントフォークは、全バラしてオーバーホール。
このCR用フォーク、エンジンの逝ったらしい車体から持って来た代物ですが、バラしてみると、オイル真っ黒+ギンギラギンで酷いものでした・・・。
もしかしてオーバーホールした事無い?(-_-;
こんな状態で、レースやってるのか?(-_-;;
こんなんじゃ勝てないだろうし、エンジンもぶっ壊すわな。(-A-)
フォークモディファイ
CR80のフロントホイールは19インチで、パンペーラは21インチ。
フロントをインチダウンするわけではないので、ホイールはパンペーラ用の21インチを使うのですが、19インチ用のフォークに、21インチを付ければ、当然、フロントフェンダー裏にタイヤが当たってしまいます。
単純に考えて、半径で1インチ分(約25mm)、フォークストローク量を規制してやれば、当たらずに済むと考え、一番お手軽な方法を取る事にしました。
スプリングにカラーをかませて、ストローク量を抑えます。カラー長は10mm余裕を見て35mm。
こんな感じで、カラーを組み込みます。
オイルのレベル(油面)は、ノーマルで107mmの所を、カラーを入れてスプリングが沈み込んだ分を考慮に入れて、115mmにしてみます。
後は実際に走行してみて、これを基準に、色々と変更して行く事になるでしょう。
オーバーホールと、ちょっと手を加えた倒立フォークを車体に組み付け。
いい感じです。
パンペーラ用フロントホイールを使えるように、CR80用シャフトと組み合わせた、削り出しの、スペシャルカラーを作ります。
勿論、ちゃんとホイールセンターも出してあります。
パンペーラホイールの組み付け完了。
後は、ブレーキキャリパーの取り付けだけです。
キャリパーステー製作
CR用のフロントフォークに、パンペーラのブレーキキャリパーを付ける為のステーを、製作しました。
現物合わせで、何度も何度も位置を確認しながらなので、こんなパーツでも2時間以上かかってしまいます。
今回は時間がないので、塗装もかなりいい加減です。
ブレーキキャリパーを付けるとこんな感じです。
キャッツアイ用のセンサーも固定します。
とりあえず、倒立フォークの移植加工完了しました。
フロントフェンダーをパンペーラ純正に戻し、ゼッケンプレートはCR80用にしてみました。
今回は本当に突貫工事状態で、ろくに検討も出来ませんでしたが、何とか形になり、明日のテスト走行で問題が出なければGW恒例スパルタ塾春季講習に間に合わせる事が出来そうです。
パンペーラ改造ネタ第一弾
この後、どんどん変化して、原形をとどめなくなっていきました(笑)
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