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【GASGAS Pampera】Vol.2 パンペーラ魔改造化の始まり(^^;
- 2018/7/29
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この記事の目次
パンペーラ EDレースに耐える仕様 Vol.2
フロント周り崩壊をきっかけに始まったパンペーラの改造計画。
フロントフォークをCR用倒立にしてから4ヶ月が過ぎました。
改造後のパンペーラは、フロントは良くなりましたがリアの動きが悪く、特に下りでの挙動が酷い状態です。
何とかしてやらないと乗り手が可哀想だと思いつつも、TY-Zが終わるまでは手が出せず、10月の某レースまでには何とかすると約束していました。
予想以上に長引いたTY-Zもほぼ完了しタイムリミット一ヶ月前にやっと手が出せるようになりました。
構想・素材は既に揃ってます、後は行動有るのみ。
アルミフレーム化
時間が無いのでリアサスだけをグレードアップするかとも思いましたが、一部だけを強化しても別の所がダメになる・・・
しかも壊れる時ってのは、レース中とかの一番壊れて欲しくないタイミングで逝ってしまう事が多い。(-_-;
そうならないように、アルミフレーム化を考えていたのですが、一から作るには時間が無さ過ぎる。どうするか・・・
考えた末に出した答えは、既製のフレームを改造して使う事。
実はアルミフレーム研究用に97CR250・99CR125・年式不明のSX用CRフレームを所有しています。
その内の99CR125用アルミフレームをベースに使う事にしました。
理由は簡単、試しにパンペーラフレームとCRフレームの寸法を比べてみたら、ほぼ同じ数値である事が分かったからです。
パンペーラをバラします。
必要なパーツはフロント周り・エンジン関係・リアサス以外のリア周りです。
フレーム・リアサス・ガソリンタンク・外装関係等等が替わる事になります。
ラジエター(冷却水入り)の付いた状態で、エンジンの重量測定。
エンジンオイル700mlも入った状態で、約26kg弱ありました。
トラ車エンジンも意外に重いなという印象です。
フレーム重量比較
エンジンを降ろしたパンペーラのフレーム・・・
ジャンプ飛ぶと折れる事もあるらしい、いかにも貧弱なフレームです。
サブフレーム込みで量ると17kg程でこっちも意外に重い。
因みにCR80は8kg(フレーム単体で測定)04モデルのKTMフレームは9kgだそうです。
では99CR125アルミフレーム重量はいかほどか?
パンペーラフレームと並べると、見た目はCRのほうが重そうですが、流石はアルミ製でサブフレーム込みで12kgでした。
という事は単純に考えてCRフレームにするだけで5kgの軽量化になるわけです。(おぉ!)
フレーム軽量化
さて、CRフレームをパンペーラのフレームに使うには、無駄に頑丈過ぎます。
剛性落としと軽量化もかねて、必要の無い所をカット、、、
フロント回りもCR80用のステムをそのまま使用するのでカット。
これまでの経験を元に、約一時間かけて大胆に切り刻みます。
オリジナルアルミフレーム用に、作り置きしてあるCR80ステム用フロントヘッドパイプを溶接。
フロント周りを仮組みしてハンドル切れ角確認・・・ストッパー位置の変更が必要。
パンペーラのスイングアームは無加工で入ります、、、
ただし、ピボットシャフトは、CRが直径17mmでパンペーラは14mmなので、どちらかに合わせなければなりません。
フレーム側にカラーを作って挿入して、パンペーラのピボットシャフトを使えるようにしました。
エンジン搭載
スイングアームが無加工で入ると言う事は、エンジンもそのまま載せられます。
で、早速エンジンを搭載してみます。
まるで元々このフレームだったような収まり具合。
う~ん、何か妙に上手く行き過ぎて怖い、何かとんでもない落とし穴がありそうな嫌な予感が。(^^;
チャンバー取付部もご覧の通り、、、思わず笑ってしまいました。。。
後ろにチラッと写っているのは、現時点で国内に4台しかない05KTM450EXC-R・・・
昨日納車されたのですが、実はただいま左手腱鞘炎で乗れないんです。(しくしく)
しか~も、どうせ乗る前に自分でバラしてグリスアップするんだろ?っと仮組み状態。(-_-;;;
いつ乗れるんだろ。
リヤサスペンションはPDS
リヤサスペンションはWP製PDSを使います。
これもパンペーラ用に用意していたもので、元々は2003年モデルのKTM525EXC-R用です。
PDSユニットは、毎年改良されて年を追う毎にリンク式との違和感がなくなっていますが、特に03モデルからは素晴らしい特性になって、ほぼ完成の域に達した、個人的にお気に入りのサスペンションです。
スイングアームはパンペーラ用を使うので、PDSユニット用マウントを作らなければなりません。
色々と考えながら手持ちのジャンク品から流用出来そうなモノを見つけました。
CRM250のスイングアームサスペンションリンクマウント部が使えそうなので、必要な部分を切り取って、PDSに合うように再加工。
ニードルベアリングになるので耐久性も◎
特製サスペンションマウント部をスイングアームに溶接。
位置は手持ちのKTMを参考に決めましたが、バネがちょっと硬いかも。
実際に走行してバネレートの変更を検討予定。
サスペンションのアッパーマウントも作って、フレームの改造はほぼ完了。
今回は全てアルミで製作しました。
人から頼まれて作る場合は、万が一にも壊れたりしないように、強度重視で製作するようにしていくのですが、そうするとどうしても重くなってしまいます。
今回のように、乗る人間・使い方が分かっていれば、ギリギリの一歩手前当りを狙って作れます。
多少汚い材料も使えるし仕上げに拘らなくても済むし、何より全て自分の考えで進められるので作業が早い。
仮に壊れても「ごめんなさい」で済む・・・多分済むはず。(^^;
パンペーラオーナーに朗報?
パンペーラのスイングアームアクセルシャフトはアルミ製ですが、ちょっと不安に感じませんか?
偶然発見したのですが、CRM250用のシャフトがそのまま使える事が分かりました。
材質が鉄で破損率がグッと下がり安心感アップです。
電動ファン
パンペーラのラジエターには、標準で電動ファンが付いています。
この装備自体は非常にありがたいのですが、CRアルミフレームに付ける場合、ファンの存在が邪魔で・・・。
折角装備されている物を外してしまうのも勿体無いので、フレームの一部を加工し、干渉しないように逃がしてやりました。
メインパイプが太いので強度的には問題ないでしょう。
ピッタリフィットでスッキリ。。。
この状態でのフレーム単体重量は9kgを切りました。
元の重さから-3kg、パンペーラフレームからだと-8kgと大幅な軽量化が出来ました。(^^v
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