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【XR250(MD30)改】Vol.1 アルミフレームミニモト化
- 2018/8/12
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この記事の目次
XCR250-Mini
当初、計画していた日程が、大幅に狂ってしまいましたが、今年2台目の4stミニ製作に着手しました。
*2003年の話です
まだ、WRF-LWの引渡しが終わっていませんが、モトハウスにリアサスペンションのモデファイを依頼中で、それが戻ってこないと最終調整が出来ないので暫しお休み。
代わりというわけではありませんが、こちらも、かなりお待たせしているMD30エンジンを使った4stミニの製作を始める事にしました。
基本的なフレーム構成はWRF-LWと同じ、新作アルミフレームにCR80の足回り+4st250cc(MD30エンジン)という事で、当然、セル付となります。
また、空冷ドライサンプエンジンですのでオイルタンクは必要ですが、前作で苦労したラジエターが不要で楽かな?(^_^;
こちらがエンジン取り車のXR250(MD30)です。
元々、オダマリ2号機製作用にと、購入しておいたものでしたが、色々な思惑が動いて、今回の依頼人に譲る形になったものです。
なんと、無事故無転倒の極上車、、、ノーマルハンドルが泣かせます。
恒例のエンジン重量測定
という事で、さっさとエンジン降ろして、恒例の重量測定・・・35kgありました。
ここ暫らく軽量コンパクトなWRFエンジンばかり触っていたので、同じ250ccとは思えない位、大きくて重い・・・。(-_-;
このエンジンが、本当に、80サイズの車体に納まるのか?(汗)
因みに、KLXはラジエター別で34Kg有るので、特別これが重いわけではありません。
CRスイングアームと合体
もう何台も製作しているので、製作工程が大分確立してきました。
まず最初にやる事はCR80のスイングアームが使えるかどうかの確認。
チェーンライン優先で位置を出し、簡単な加工であっけなく付きました。
ピボットシャフト径も同じで非常に楽です。
スイングアームが決まる事により、フレームピボット内幅を決定する事が出来、次に移れます。
イメージ掴む為にフレーム仮合わせ
エンジンに合わせて曲げた「目の字」断面7N01角パイプに、WRF-LW製作時に作り置きしておいたピボット部を溶接し仮組み。
やっぱりデカいけど、収まりそう。(笑)
さすがにCR80用スイングアームの幅のままだと、エンジン幅に対して狭すぎるので、SUS丸棒を削り出して、スペーサーを作り広げる事にしました。
ピボットシャフトは、たまたまガレージに有ったCRM250用(かな?)が、径・長さ共にピッタリだったので流用。
フレーム溶接準備
仮組みでエンジンとの干渉が無い事を確認し、溶接用の冶具にセットして溶接の準備をします。
半年ぶりに引っ張り出した冶具は、所々赤錆が浮いて、とても汚い状態。(^^;
フレームの溶接作業は、狭い定盤だとやりにくいので、メンテナンスリフターを上げて、そこで行います。
ガレージ内なら何処でも溶接出来るように、アース線を長くしてます。
メンテナンスリフターの上でも、クリップ式のアースを繋げば、溶接する事が出来ます。
リンク部分は、WRF-LWと同じように、6mmステンレスFBで製作します。
さて、ボール盤でリンク固定用の穴を開けるのですが、私がよくやるボール盤使用法を、ご紹介しましょう。
普通、部材に穴を開ける場合は、部材が振り回されないように、手で抑えるかバイスで固定するかしますが、バイスが無かったり手で抑えにくい場合などに重宝する方法です。
やり方は簡単、、、ボール盤テーブルの端に、ストッパー代わりのシャコ万を締め付けるだけで、部材を固定しなくても楽々穴を開ける事が出来ます。
こんな小さな板に、12.5mmの穴を、固定する事無く、手軽に開けられます。
でも、それなりの危険は伴います、こんなやり方も有るってだけで、作業は自己責任で御願いします。
フレームの製作工程は、WRF-LWと同じなので、パタパタと溶接して、あっという間にエンジンを突っ込める形まで出来ました。
記事にするとあっという間だけど、実際は毎日2・3時間やって1週間位かかってます(笑)
一旦、冶具から外して、スイングアームとエンジンを仮組み。
どんなに計算しても、合わせてみないとわからない部分は出るもので、やっぱり2箇所ほど手直し部分を発見。(-_-;
さて、直しますかと思っていた所へ・・・
モトハウスに出していた、WRF-LWのサスペンションが帰ってきたので、一時中断。
うひぃ~~・・・一時中断から早一月半が経過。
その間、WRF-LWを仕上げて、広島に送り出したり、知り合いから頼まれたパーツを作ったり、レースに参戦して凹んだり。
途中でTTRのYZサス移植
今年2台目、通算3台目のYZ足を移植したTTR125LWも手がけました。
コイツは03のセル付モデルですが、やった内容はYZ-TTR125LWと一緒なので触れません。
特製アルミアンダーガード量産
TTRを預かっている間に、別口で依頼されていたTTR用のアンダーガードを作ります。
ガルルに掲載された為か?
アンダーガードの問い合わせが数件あったので、量産出来るように製作用冶具を製作。
普段は現物合わせで作るので、あまり冶具は作りません。
3mmの黒皮FBで、TTRの下回り形状をコピーした、アンダーガード用冶具を製作。
冶具を使って量産型アンダーフレームの第一号が完成。
7N01パイプを曲げて3mm厚の板を挟み込み裏表を全溶接し強度と軽量化を両立。
像が乗っても大丈夫(大嘘、笑)
XCR再開
そんなこんなで、細かい仕事を片付けて、XCR250-Miniの製作再開です。
リアサスユニットの上部取付部まで作ったのですが、XR250の負圧キャブが、思いのほか大きくて干渉してしまいます。
キャブの位置を変更するのは得策ではないので作り直す事にします。
限られたスペースに、リア周りを支える強度を求めて、SUSで作る事にします。
別に組立式にするつもりは無かったのですが、このパーツがボルトを外す事で外れるとキャブの脱着が楽になるかもしれません。
再びフレーム用冶具に固定して、6mmのSUS・FBで、強度重視で作っていきます。
前に出ているステーはエンジンヘッド固定用。
リア周りが出来上がったので、足回りを仮組みします。
フロントフォークが付けられるように、ベアリングレースをフレームに圧入する必要があります。
でも、今回は圧入ではなく挿入部をバーナーで膨張させて入れてみました。
4・5分炙ったら簡単に入って終了。
足回りを仮組み、、、やっぱりエンジンがデカイ。(笑)
ちょっとハンドル切れ角が少ないぐらいで、今の所、問題は無し。
先月まで触っていた、WRFエンジン搭載のミニモトと比べると、重いのは仕方が無いですな・・・
エンジン重量で14kgも違います。
完成予想重量は85kg前後か?
まあ、セル付4st250としては、十分軽量ではありますけど。
ヘッドパイプ下からアンダーフレームへと繋がる部分を、メインパイプに使っている目の字断面材で作る事にしました。
450mmに切った2本を背中合わせで溶接し蓋をします。
エンジンハンガー用の位置を出し、A7N01丸棒からボルト用スペーサーを旋盤削り出しで作ります。
それが入るように穴を開けて挿入し、飛び出した部分をグルッと溶接します。
エンジンを位置出し&固定用冶具代わりにして、フレームに溶接。
毎度の事ながら、エンジンがちゃんと外れるか不安になりながらも思う事は・・・やっぱりエンジンでか!(笑)
空冷250㏄エンジンはかなり無理が有りますね。
これ積めるんだから、もうどんなエンジンでもミニモト化出来るんじゃないかと(笑)
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