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【TTR125LW改】YZ85LWのサスペンション移植 Vol.2
- 2018/5/27
- YZ-TTR125LW, オフの世界, 板金加工
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この記事の目次
フロント周りの移植完了
結構簡単に、フロント周りの移植は完了。
ぐっと車高が上がって精悍に見えます。
加工部分の塗装
切り取ったフレームの破片を持って、ホームセンターに置いてある色見本と照らし合わせて、近い色のカースプレーを買ってきました。
フレームの色の剥げた所に、吹き付けましたが、ちょっと濃い感じです。
乾くと濃さも和らぎ、良く見ないと分からない程度に。
*現在は専用色の塗料が売っています
エンジンケース修理
塗装が乾くのを待つ間に、エンジンの修理に取り掛かります。
このTTR、前オーナーが持っていた時に、チェーンが外れて、フロントスプロケットの前辺りのクランクケースの一部が欠けた状態になっています。
一応、充填材の様な物で補修して有りましたがココからオイルが洩れて、エンジン下部は、オイルと泥で酷い状態になっています。
欠けた部分に合わせて、アルミ板を切り出し、溶接。本当はバラしてやった方が良いのですけどね。(^^;
場所的に非常に溶接し辛い所なのでボテボテです。
表からは見えない場所なので良しとします・・・。
ケースカバーとの合わせ面は、細心の注意を払って、最終工程はオイルストーンを使って仕上げました。
これでオイル洩れは無くなる筈。
オイルと泥で、デロデロに汚れていたエンジンを部品洗浄台で丸洗い。ピカピカです。
エンジン搭載
洗浄したエンジンを乾かした後、足回りを組みつけてから、エンジンを搭載します。
結局、リヤサスペンションのタンクは左側に出す事にしました。
コネクティングチューブの取り回しを変更するだけの余裕が無かった為です。
他所の奴も、左側なのに納得。
リヤブレーキのマスターシリンダーと関連する部品は、こんな感じで付きます。
エキパイ取り回し変更
ささきさんの了解を貰って、エキパイの取り回しを変更します。
ちょっと勿体無い・・・。
サスペンションタンクを避けるように取り回した後に、耐熱黒で塗装し、足が当たりそうな所には、最低限では有りますが、アルミでエキパイヒートガードを作って付けました。
フレーム補強を兼ねたアンダーガード追加
注文していたガスケットが届き、オイル交換を済ませて、やっと完成しました。
スパ塾MLでTTR用BBRアンダーガードが欲しいと言っていたので、似たようなアンダーガードを製作してみました。
材質は7N01材を使用したので、人が乗ってもビクともしない強度を確保しつつ、とても軽く出来ました。
これでエンジン下回りのガードは安心です。
引き渡し&調整
アンダーガードを付け終わった後、約束の時間に、ささきさんご夫婦がガレージに引き取りにいらっしゃいました。
TTRのオーナーである奥様が跨ってみますが、やっぱり足が届かなくなっています。
何とかギリギリで片足つま先が届く程度・・・キックは厳しい。
ハンドルがプロテーパーに変わっていて、ハンドルマウントが嵩上げしてあるので、フォークを35mm程突き出す事が出来ます。
リヤも35mm落として、片足で支えられるようになりました。
まだシート高が高いのですが、現状ではこれで限界です。
後は前後スプリングのバネレートを落とすとか、シートのアンコ抜きしかないですね。
新品サスペンションなので、乗り込んでアタリ(ヘタリ)が出れば、もう少し落ちるかもしれません。
試乗レポート
ささきさんインプレ
土曜日になかしま邸まで実車を取りにいって、その完成度の高さに圧倒され乗りたい気持ちでいっぱいになってしまいました。 (この前4stミーティングで見た車両を思い出しても、ここまで完成度の高い車両はあまりなかったような・・・) 予報では日曜日も雨でしたが祈りが天に届いたのか、朝起きると雨がやんでいるではありませんか・・・膨らむ気持ちを抑えつつ急いで支度して、いざ凸凹へ・・・・と思ったらブーツを忘れて途中戻るはめに・・・(笑) TTRを乗ったことがある方なら分かると思いますがノーマルエンジンは9.8psしかありません。 そんな非力なバイクに良い足を入れたところでそんなに変わる筈は無いと、普通は思うかも知れませんが吸排気にほんの少し手を加え足を換えれば恐ろしく速くなります(あくまでノーマルと比べてですが・・・)。 乗り味はモトクロッサーに近い感じでかなり軽快です。 初めはエンジンの位置が高くなる分乗り味が変わると思っていましたが、まったく違和感無し、足が良くなった分エンジンの非力さが懸念されていましたが、それも殆ど感じませんでした。 但し、泥に入った場合、直後から途端に遅くなりますので難所系には不向きかもしれません。 コース内では大きめのギャップ、ジャンプ、ウォッシュボードもまったく問題なし全快で入れますんで調子良すぎて飛び過ぎて危ないかも。 とにかくコース内を楽しく走るには最高の素材です。 また、MX車はパワーがありすぎてちょと・・・と言う方にも最適ではないでしょうか。 (でもこれ嫁のバイクなんだよなぁ・・・自分のも1台欲しい~!!)
ついでに私の試乗インプレを、、、
1台は、ささきさんのYZ-TTR125、HPの更新が遅れていますが、先週の土曜日に納車したものです。 簡単に試乗インプレを、、、跨った感じは悪くありません、私にはまだ小さいですが、嫁位の背丈(嫁は168cm)だと、丁度良いシート高です。 残念なのはステップ位置、シートとステップ間が狭すぎます・・・が、ささきさんは慣れているせいか、違和感無いみたいです。 走り出してみると、恐ろしいほどの腰の強さと軽快感、印象として完全に足回りが勝っている感じで、サスが使い切れていない印象です。 まだサスセッティングを全くしていないので、煮詰めていけば印象は変るとは思いますが。 特筆すべきは、脅威の旋回性です。とにかく良く曲る、切れ込む感じは全く無いので、思いっきり攻め込める。 80ベースにしては大柄のODAMARI号を1000ccのパジェロとするなら、YZ-TTRはミッドシップのビートのような軽快感。正直、ここまで変るとは思っていませんでした。 ささきさんも大変満足されたようで嬉しいです。 TTRをお持ちで足回りに不満をお持ちの方、YZのサスペンション移植はお薦めですよ。 機会が有れば、ささきさんにお願いして試乗させてもらってみて下さい。 その日のうちにYZを探し始める事でしょう。(笑)
コメント
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こんにちは。
突然のカキコミ失礼いたします。
楽しく記事を拝見させて頂いております。
この様な加工を依頼する事は可能なのでしょうか?
可能な場合、TT車両とYZのリア周りが手元にある場合、どの位の費用で改造が可能なのでしょうか?
お忙しいところお手数ですが、ご返信頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。
中 憲隆さん
初めまして。
大変残念ですが、現在はビジネスが面白くて製作関係は完全に休止状態です。
何件か製作依頼が来てたりしていますが、全く手付かず再開の予定は有りません(^^;
板金加工の経験があるバイク屋でしたら、もしかしたら作れるかもしれませんが、最近はあまりこの様なカスタムをやってる所って少なくなった気も・・・お役に立てずに申し訳ないです。