
アルミタンク製作
浅はかな考えが見事な失敗に終わり、仕方がないので正攻法?で作る事にします。
前回のタンクと違って、今回のタンクは箱型形状なので割と楽に作れそうです。
板厚は2mmを選択、1.5mmでも良かったのですが相変わらずの切った貼った工法でやるので、多少削ったりしても大丈夫なように、ちょっと厚めで製作する事にしました。
今回は上下それぞれの部分を作った後に、最後に合わせるようにします。
まずは下(底の部分)の部分から。
フレームの内側に沿った形にした後、出来る限りの容量を稼ぐ為にエンジンヘッドのギリギリの高さまで持って行けるように曲げ加工をやります。
エンジンヘッドがかなり高い位置まで来ているので、ギリギリまで下げても底部分はこの程度しかとれませんでした。
羽のようになっている所がフレームの上部になります。
上部をシュラウドの形に合わせて曲げました。
容量は稼ぎたい(最低5L以上は欲しいところ)があまり高さは出したくないので、この程度が限界です。
足りない分は横に。
給油口は頂き物使用
アルミタンクを作るにあたって、一番の問題は給油口です。
前回のタンクはアチェルビス製YZ400F用のパーツを使いましたので、今回も同じ物を注文しましたが、タイミングよく別の小さいタイプを入手しました。
アチェルビス製はフルサイズバイク用なので、ミニモトに使うには少し大き過ぎます。
これは次に製作予定のバイクに回す事にして、今回は右側の小さいタイプの方を使う事にします。
STEP1のおやじさんに感謝。
上部分の側面を溶接します。
先に内側を溶接後、外側を溶接しました。
大きめに作った上部の中に底部を入れます。
要所要所を点付けしながら接合面を整えていき、ある程度仮留めが終わった後に、はみ出した余計な部分を削り取ります。
完全に溶接しました。
板厚が2mmもあると、あまり溶接に気を使わずに済みます。
タンク本体はほぼ完成です。
水面から顔を出したイルカみたいな形で可愛い・・・(^^;
表面の溶接痕を軽く仕上げてから、給油口をつける為の穴を開けます。
ホールソーを使って直径40mmの穴を開ける為に、まず3mmの穴を開けます。
ドリルで穴を開けた瞬間、内部に閉じ込められた空気がプシューッと出てきました。
溶接がきちんと出来ている証拠です。
これならばカラーチェックで液漏れを調べなくても良さそうです。
40mmの穴を開けた後、給油口を時間をかけて出来るだけ綺麗に溶接しました。
シート製作
アルミタンクにシュラウドの取付ステーやフレームに固定する為のステー等を付けてフレームに固定しました。
ここまで出来てくると、無関心だった嫁も頻繁にガレージに様子を見に来るようになりましたが、まだまだ完成度は90%位。
最後の詰めが大変だと言う事を理解させるのが大変です。
タンクとシュラウドの位置が決まった事で、やっとシート製作に入れます。
まずはCRM250Rのシートを加工してシートベースを製作します。
バーナーで炙りながら、少しずつ形を整えなんとか完成しました。
次にCRM250Rのシートフォームをシートベースに合わせながら加工していきます。
ある程度まで加工したら、シートベースに貼り付けてからでないと仕上げられないのでここまで。
先にシートベースを車体に固定するステーを作らないとこの先に進めません。
アルミタンク仕上げ
実はまだアルミタンクは完成していません。
燃料コックを探していたのでまだ付いていないんです。
ですがやっとKX80のポリタンクをガレージの奥から発掘する事に成功。
それに付いていた燃料コックを剥ぎ取り、取付ベースを作りました。
あとは、このベースを埋め込む位置を決めて溶接した後、見える所だけバフ掛けすれば完成です。
シートを引っ掛けるベースと、燃料コックベースの埋め込み(写真撮った筈なのに撮れてなかった)も終了し、最終仕上げにかかります。
自己流のバフ仕上げ方法は、サンダーで付いた細かい傷を、サンダー用のポリッシャーで傷が消えるまで磨きます。
今回は見える所だけ綺麗にするので「フジポリッシャー」を2枚使いました。
とてもデリケートなディスクなので、角に当てないように気を使いながら慎重に磨いていきます。
バフ掛けもサンダーを使って行います。
使用ディスクはバフ掛け用のフエルトタイプ。
小1時間程の研磨作業でこの輝き、ほぼ満足出来る出来です。
はたしていつまでこの輝きを維持する事が出来るのでしょうか・・・。
一回走ったら傷だらけになりそうです。
フットペダル製作
KX80のブレーキペダルでは短すぎるので、オリジナルのブレーキペダルを作ってみました。
材質は拘りのアルミです。
仕上げもバフを施しましたがゴッツイかな。(^^;
位置決めして取り付け・・・やっぱりストッパーとスプリングを付けた方が良いのかな?
スプロケットアダプター製作
チェーンは520サイズを使用します。
そうするとリヤスプロケットも80用は使えませんので、オフセットを兼ねた520スプロケットアダプターを作りました。
前回の「ぴよエボ号」は特注のスプロケットだったので楽でしたが、今回はCRE125用スプロケが有ったので、これに合わせて削り出しで製作。
精度を求める為にわざわざ図面を書いてNCフライスのプログラムを組んで作った贅沢な1品モノです。(まる1日かかりました)
CRE125-47丁のスプロケットを合わせた所です。
ラージホイールリアは16インチなので、スプロケットが異常にデカくみえますが丁度良いのは「ぴよエボ号」で実証済。
サイドスタンド取付
KX80はサイドスタンドが標準で付いています。
自作する事も考えたのですが、結構難しいので、今回はラージ用サイドスタンドを注文して取付ベースだけフレームに溶接。
フレームの横から生える怪しい物体・・・左右にあります。
これは一体何でしょう。(笑)
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