
ディグリー用アンダーガード
先日の引越しを、手伝ってくれたお礼に、何か欲しい物があれば製作するよと言ったら、「ディグリーのアンダーガードが欲しい♪」と爽やかに言われました。
*30の時に建てた家です。
アンダーガード・・・よりによってまた面倒な物を・・・。(-_-;
作るから寸法測って来いと言ったら、夜中にバイク持って襲撃されてしまいました。(あのね・・・)
ディグリーのアンダーフレームは、取り外しが出来る物なので、外して預かりそのフレームに合わせて、アルミ(板厚5mm)で製作する事にいたします。
アルミ板を220mmX500mmにシャーリングで切り出して、アンダーフレームを転がしながら、赤マジックでマーキング。
かなり面倒な形をしています。
パイプのガードもカバーするように左右の型も取ります。
左右非対称なんですね、真中のラインはフレームの盛り上がっている所です。
この部分をどう逃がすかちょっと悩む所です。(-_-;
同時進行で製作中のYZ&WR250F用スキッドプレートに切り出した物との比較です。
250Fの幅は170mm位、ディグリーのフレームより50mmも幅が狭いです、さすが最新鋭のフレームは違う。(比べるな?)
コーナーシャーで裁断
マーキングに合わせて、コーナーシャーリングでカットしていきます。
*油圧の力でコーナーを落とす裁断機です。
板厚5mmでも、油圧の力でバッチンバッチン、気持ちよく切れます。
2回目の切り出し加工終了。
サンダーで切り口を滑らかに仕上げます。
曲げる位置をマーキング、大体この辺かな~てのが書いた線に出てます。
手曲げ?
今回はベンダーを使わずに、手曲げに挑戦。Rに曲がるように、下に丸パイプを入れていますが、明らかに小さ過ぎ。
曲がりがカクカクに。
ちょっと曲げては合わせて見て叉曲げる、曲げすぎたら叩いて戻すの作業を繰り返して、どうにか形になりました。
やっぱり手曲げは難しい。
パイプガードの部分も形状に合わせて折り曲げていきます。
溶接
仮留めした後、本溶接。
動かないように、シャコ万で固定しながら溶接したのですが、シャコ万が邪魔で綺麗なビートにならないわ、キチンと面合わせしていないので段差で上手く付かないわで、見るに耐えない汚い溶接になってしまいました。
これは恥ずかしい…。
フレームに固定する為のステーを4箇所作ります。
先にアンダーガードの方に穴を開けておいて、その位置に部材を溶接します。
取付ステー溶接
溶接したら、再びカバーをかぶせて、開けておいた穴をガイドにして下穴をモミ付けします。
こうすればアンダーガードとステ‐の穴の位置がずれる事無くに簡単に穴開けが出来ます。
フレームの方にはM6のタップ加工を施します。
アンダーガードの方は7mmの穴を開けて、皿ビスが埋もれて表面に出っ張らないように、皿揉み(ザグリ)加工を施します。
M6の皿ビスで固定、表面にビスの頭が飛び出す事無く固定出来ました。
バフ仕上げで完成
最後に表面を軽く磨き上げて完成です。
う~ん・・・とても格好悪い。(^_^;
ディグリーの持ち主が写真撮って自分のHPに載せているので、そこから引っ張ってきました。
やはり市販の物と比べると見た目が今一つですね。
自分の分は、この経験を活かしてキッチリ作ろう。。。
アンダーガードはこの後も沢山作りました。
主要なバイクであれば社外品も沢山有りますけど、マイナーなバイクだと自作するしかないですね。
雨のレースだと、エンジンとガードの間に泥が詰まってしまう為、泥が詰まらない様にスポンジを挟んだりする事も有ります。
最近はプラスチック製が主流なのかな?
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