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2Trac45F製作当時の体制
詳細はまだ非公開ですが、今年はそれで一年戦う予定です。単なるイロモノで終わるか、それとも脅威の存在として恐れられるか・・・出来る事なら後者であって欲しい・・・。 本年度はJNCCとJBSR主催のジョニーB!をメインに単発のイベントやレースにも出る予定です。 今年はチーム名も 今年はYSP富山東様のサポートでレース活動を行なわせて頂きます、宜しくお願い致します。 本年度のスポンサー様 JBS-Racing様 MSRウエア 以上沢山のご支援を頂きレース活動を行ないますので宜しくお願い致します。
昨年は怪我に泣き殆どレース活動が出来ませんでしたが、身体の方は順調に回復(まだ肩にプレート入ってますけど・・・)少しずつトレーニングも行なっていって大分スピードは戻ってきた感じです。
昨年11月から製作中の本年度用決戦兵器もようやくテスト段階までこぎつけてまいりました。
明日のテストが楽しみです、期待通りの性能を発揮してくれればかなり面白くなるはずなんですけど。
6月末にはW松さん木更津新コース「ガッツ木更津」にてジョニーB!エンデューロを開催予定(まだ決定ではないです)で、コースレイアウターを仰せつかりました。
楽しいコースにしますので是非エントリーして下さい、お待ちしています。
JBS-Racing&YSP富山東
に変更して頑張ります。
PROSTOCK様のサポートでタイヤはKENDAを、外装プラスチックパーツはRACETECHを使わせて頂く事になりました。
また、ゼッケンベース及びデカールはTORINO Design様のサポートで格好良く仕上げて頂ける事になりました。
YSP富山東様 レーシングサポート
EKチェン製作所様
ROCKY SPORTS様 STEALTHパーツ
MC-Japan様 SINISALO EV02プロテクター
PROSTOCK様 KENDA・RACETECH
TORINO Design様 ゼッケン&デカール
モトビルド神原様 リアットブレース
とまあこんな感じで、シーズン前の活動も活発でしたが、この年も波乱の1年となりました。
「ガッツ木更津」でのジョニーB!エンデューロ開催は実現しませんでしたね。
デカールをサポートして頂いた「TORINO Design」は、その後、チーム監督との契約でデカール大量発注したのですが、なんと夜逃げしてしまうという事件に唖然(;´Д`)
JNCC開幕戦 準備
この年のタイヤは、PROSTOCK様のサポートでKENDAを履きます。
これまでも手に入るときには好んで使ってきたお気に入りのタイヤメーカーで、雨が降ってもハードタイヤと言われるプラザ阪下向けにKENDA K775F&K775 WASHOUGAL(ハード)をチョイス。
これにムースの組み合わせで足元は万全、、、のはずだったのですが、濡れた岩場では一瞬でグリップを失い痛恨の転倒をやらかしました。
3日かけてバイクの整備はほぼ完了、、、かなり特殊なマシンなのでやってもやっても安心出来ないのがとても疲れます。(–;
今更焦っても仕方の無い事ですが、やっぱりあまりにもテスト&データ不足・・・
元々がエンデューロ用というかクロスカントリー用ではない所に持ってきて、メーカーからの情報が一切非公開の物をベースに再構築した代物だから、全て一からやらなければならない。
しかしサスペンションの標準セットすら分からないのはどうしたものだか・・・(–;;
MC-Japan様からサポート品が到着しました。
SINISALOのZircon EV02プロテクターです。
リアットブレースにも対応している優れもののプロテクターです。
リアットブレース非対応のモノだと窮屈だったり下方が見えなかったりしますが、これはリアットブレースの収まり具合もよく下方視界もバッチリ確保出来ます。
問題の「TORINO Design」に作って頂きましたデカールもデザインが決まり、かなりギリギリでしたが開幕戦に間に合いました。
この年のJNCCはAA-#45になります。
オリジナルデザインのデカールを貼り込むことが当たり前になってきた時代ですね。
私にとっては最初で最後の年になりましたが(笑)
2010年 JNCC-AAクラス本番車 2Trac45F
かつてパリダカ等のラリー用に開発された2輪駆動車「WR450F2Trac」をベースにクロスカントリーで使えるようにフレームから見直しました。
ベース車は国内エンデューロで使うには、あまりに大柄で重量もあり、かつ見た目も古臭いし・・・実はコレが初めて作る自分専用のオリジナルレースマシンだったりします。。。
製作開始は昨年11月より、、、フレームの材料をCRF用アルミフレームに求め、メインパイプを流用しています。
WRFドライサンプエンジンの外付けオイルタンクをフレーム内蔵型とし、リアサスピボット&リンクピボット部、エンジン搭載ステー及びアンダーフレーム、ラジエータやガソリンタンク搭載部など70%以上を作り直し。
サブフレームはYZF用を加工して流用、それに伴い外装パーツも06~09YZF用を使っています。
外装プラスチックパーツはプロストック様のご協力によりレーステック製を使用、ハンドルガードもレーステック製です。
ガソリンタンクはフレームとシュラウドに合わせてオリジナルのアルミタンクとしましたが、見た目の造形に懲りすぎて容量が7.5Lと少なめ。
元々燃費の良くない450にプラスして2Tracユニットが加わっている事で1時間で5L以上消費します。
やはり最低でも2時間は走れないと困るので、タンクはもう一度作り直す予定です。
肝心の2Tracユニットですが、少々問題が発生し、標準でのデータがない状態からのスタートとなりました。
現状、乗り易さ優先でのセッティングから始めています。
サスペンションのセッティングと合わせて、今後どういった方向で煮詰めていくか・・・。
バイクに華を添えるデカールはトリノデザインのご協力で2Trac45Fの為にオリジナルデザインで作って頂きました。
外国産デカールとは質も耐久性も段違いの素晴らしい出来に大変満足しています。
デビュー戦となりましたJNCC開幕戦の会場では奥のパドックにも拘らず、見に来られた方の視線を釘付けにしていました。
様々な方々のご協力により完成しました「2Trac45F Type-XC」でしたが、残念ながらデビュー戦は私の不注意により転倒負傷でリタイヤ・・・
完成間も無くろくにテストもセッティングも出来ていないとは言え、一番最悪のお披露目となってしまって応援して頂いた方々に会わせる顔もございません。
暫くは身体の治療に専念し、一日でも早く復帰し、この出来上がったばかりの未知数のバイクを仕上げていきたいと思っております。
・・・とまあ、中々残念すぎるデビュー戦となってしまいました(^^;
レースの方はどろどろマディのプラザ坂下で、JNCCにも丸太やら岩の障害物が取り入れられた最初の頃です。
ギャラリー前の岩場ではAWDの特性が最大限に生かされ何ら苦労はしませんでしたが、やっぱり車体が重い。
それでも1時間半経過した辺りで、ハラジュンを抜いて10位くらいでノッてきたところで、濡れた固い路面でアクセル開けすぎてリヤからスリップダウン。
この時の転倒で右足首を骨折、そのままリタイヤとなりました。
その後の2Trac45F・・・
ロッキースポーツ様のサポートでSTEALTHパーツのTAPERバー「アブソーブ」とユニバーサルTAPERバーマウントを使わせて頂ける事になりました。
早速取り付けと思ったのですが慌てて付けても直ぐには乗れないし、時間も有るのでちょっと前からやってみたかった事に挑戦。
ハンドルバーの端を20mm程切り離して中をアルミで埋めます。
埋めたバーの端っこ部品を旋盤で整え、開先を取ってから元の位置に戻して溶接。
バーのセンターにM8タップ加工を施して改造完了、、、ハンドルバー埋め込みのハンドガード用マウントベースです。
これで緩まないように思いっきり締めても大丈夫&簡単にハンドガードの取り外しが可能になります。。。
骨折した右足を椅子の上に乗せて整備している所(;´Д`)
バイク乗れないと暇で暇で・・・
取り付け完了・・・見た目では分からないちょっとした工夫でした。
後は・・・外したステアリングダンパーをどうしよう・・・やっぱ無いとまずいかな?
*結局その後はステアリングダンパー付けて乗ってます、サンドレースとか楽です。
流用パーツ探し
WR450F 2Tracはフランスヤマハとオーリンズが共同開発したものです。
床の間に飾っておくのなら心配する事は無いのですけど、レースで使うとなると消耗パーツの確保は必須・・・
一応パーツリストなる物は有るのですが、困った事にフランスだけで通用する代物なので国内では発注する事すら出来ません。
未だにパーツの入手経路の確保すら出来ていない状態なのに、先日のサザンでフォークシールが逝ってしまいました。
聞く所によるとオーリンズはフォークのOHは受け付けても、シール類の部品は出してくれないとか・・・(–;
OHに出すとヤフオク辺りでYZF純正フォークが買えてしまえる位かかると聞き、それならYZFフォーク買って入れ替えた方がまだマシとも思ってしまいます。
必要なフォークシールのパーツナンバーは5TJ-F3145-00、Fはフランスを指すのかな?試しに毎度お世話になっている行きつけのユタカで検索してもらいましたが、やっぱりダメでした。
そこでYZFのパーツリストを調べ、フォークシールのパーツナンバーが5UN-23145-L0をダメ元で発注・・・
このシールはオーリンズフォークとインナーパイプ径が同じWR250R用と同じで、オーリンズといえどもフォークシールは規格品を使っているのではないかと・・・
フォークOH
マニュアルも無い、仕様も不明、勿論オイル粘度も油面さえも分からないうえ、パーツリスト記載部品は国内発注不可という、およそレースに使うにはまったくお話にならない状態のフォークがサザンで漏れ漏れ状態・・・(–;
パーツナンバーと勘で発注した流用出来そうなYZFフォークシールは、どうやらビンゴみたいでした。
必要分追加発注して届いたので、とにかくOHしてみる事にします。
もしダメならメーカー送りかYZFフォークにスワッピングかの選択を考えないと・・・
さて・・・バラすにはこの見た事も無い形状の蓋を緩めなくてはならないのですが、ネットで専用工具を調べてみると予想通りの高価な品で買えるか!(–;
*確か3万だか5万だか・・・もう忘れた。。。
常識的にここは軽くしか締まっていないはずで、最悪パイレンで緩める事も出来そうですが、工具を自作してみました。
フラットバーにタップ切ってM5キャップボルト入れて完成・・・工具というにはあまりにお粗末ですが、ちゃんと使えました。。。
バラして洗浄、特別変わった作りでもないので割りとお気楽に作業出来ました。
フォークオイルはWP用の買い置き#5を使用、油面はバラす前に測定して数値を推測・・・
どうせ大雑把なセッティングしか出せないし、細かい事拘ってもシビアな違いなど良く分からないのでこれで十分。(^^;
フォークシール&ダストシースは少々形状の相違は有ったものの問題なく使えました。
シール代2本分で3500円程度、、、国産パーツは安くて助かるな~。
ロッキースポーツ様より頂いたステルスSUPERジョイントの取付。ハンドルバーの一端を、ハンドルバーではなく頑丈なフロントフォークトップブリッジに取り付けるスペシャルクランプです。
前から興味は有ったのですがKTMでは使えなかった品です。
これで転倒時のハンドガードの回転やそれに伴うレバー類の破損トラブルを軽減出来るようになります。
ハンドルグリップとガードの距離も広がり、負傷のリスクも軽減されたり、ハンドル本来のしなりをスポイルする事無くハンドル自体の破損リスクの軽減など、費用対効果は絶大の逸品だと思います。
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